2012-08-27

しめサバ

昨日の晩酌・・・。
しめサバ!






しめサバは、男にとってのキラーアイテムの1つであるとおもいます。
女性は刺身なら鯛などの白身が好きなのじゃないかとおもいますが、それだとちょっとあっさりし過ぎていて、男にはどうも物足りない。

それなら大トロとかなら、脂がたっぷり乗っていていいだろうという話ですが、大トロは値段も高いですし、いかにも「うまいだろう」とドヤ顔をしてくるところがある感じがして、「それもちょっと・・・」とおもうところがある。

ところがしめサバは、酢でしめて一見あっさりとしているにもかかわらず、濃厚なうまみが潜んでいるところに、奥ゆかしさを感じるというわけなんですね。






ですからしめサバが食卓に並んでいたりしたら、ご主人は目をキラキラさせることは間違いないとおもうんですが、これを店で買うとなると、そう安いものでもない。
4~5切れ入った4分の1身で500~600円、半身なら1000円は下らないんじゃないでしょうか。

ところがこれを自分で作るとなると、値段は一気に安くなる。

冬場のトップシーズンの、新鮮で脂が乗りまくった大きなサバでも、1匹を600~700円で買うことができます。
おととい僕が買った塩サバは、ちょっと小さめだったので、1匹で380円。
しめサバを店で買うのの数分の1の値段になってしまうんですね。





しめサバを作るのは、まったく難しいことはありません。
ただ酢につけるだけ。
ただ生サバか塩サバの新鮮なのを買う必要があるので、魚屋へ行かないといけないのが、スーパーしか行かない人には面倒といえば面倒かもしれません。

それで魚屋で、3枚におろして、生サバなら塩をふるところまでやってもらう。
サバのアラの部分も、船場汁にするととてもおいしいですから、やはりいっしょに塩をふってもらって持ち帰るようにします。






塩をしてもらった生サバは、5時間以上おくようにします。
別に一晩おいてもかまいません。

塩サバを買えば、すぐに漬け込み始められます。
しめサバは、生サバより塩サバを使ったほうが、コクがあっておいしかったりすることもあります。

さっと水で洗って、キッチンペーパーで水気をよくふき取る。

ビニール袋にサバとだし昆布を入れ、砂糖ほんの少しを溶かし込んだ酢をサバがかぶるところまでそそいで口を閉じます。


漬け時間は、色々考え方があるんですが、サバにはこだわりがある京都の魚屋の若大将が指定するのは3時間。

3時間たったら引き上げて、酢をぬぐい取り、皮を頭の方からピーっとむいて、中骨の目立つやつを5~6本抜いたら、キッチンペーパーとラップにくるんで1日ほど寝かせておく。

すぐ食べるより、少し寝かせたほうが味がなじんでおいしいです。






しめサバ!

もう昨日は、一匹丸ごとの大人食い。

今はシーズンオフだから、脂が乗りまくりというわけでもありませんが、おいしいことに変わりありません。

しめサバはわさび醤油で食べるのが定番かとおもいますけど、みょうがや大葉の薬味を添えて、ショウガじょうゆで食べるのが僕は好きです。






「ゴキゲンだね」
しめサバは大好物だからね。






あとはナスじゃこ炒めの冷奴。
ナスをしんなりするまでゴマ油で炒めてちりめんじゃこをくわえ、しょうゆで味付けしたものを冷奴にのせる。
これはご飯のおかずにはどうかとはおもいますが、酒の肴には最高です。
ナスと豆腐の、やわらかいもの同士の取り合わせがたまりません。






パプリカとしめじのみそ汁。
冷蔵庫に残ったものの処理にはみそ汁にするのがいいことを、昨日あらためて認識しました。






酒は焼酎の水割り。