おととい「イカワタ鍋」を作ってみて、これは唐辛子とニンニクが入ったほうが、どう考えてもおいしいことに気がついた。
唐辛子とニンニクといえば、やはり韓国料理だ。そこで昨日は、イカワタ鍋を韓国風に作ってみたら、たいへんうまかった。
スルメイカの、中骨とクチバシ、それに目をとり、胴と足は食べやすい大きさに切る。やり方は、
イカワタ鍋の時とおなじ。
イカワタは、袋ごと鍋に入れる。調味料は、まずコチュジャン、すりおろしたニンニク。
削りぶしか煮干しのだしを注ぎ、酒と醤油、キムチとキムチの汁、好みで韓国唐辛子の粉、最後に味をみて、塩で味を決める。
※ このレシピで実際に作ってみた人によれば、ゴマ油を入れると、さらにおいしくなるとのことでした。そのとおりだと思います。
具は、イカの他にはまず豆腐、それから長ネギ、もやしとニラ、しめじに、冷蔵庫にあまっていたシイタケ。
砂出ししたアサリも入れる。
キムチをつまみながら、鍋を作る。
韓国料理にも、日本酒の燗酒で問題ない。
まずイカと豆腐をちょっと煮て、それから他の野菜を入れ、最後にアサリを入れて、口をひらいたら出来あがり。
好みでごま油をたらしても、またうまいと思う。
うどんを入れてシメると、いうことない。
日本風のイカワタ鍋も、それなりにうまいのだが、イカワタの濃厚な味が、出口を見つけられずにもがいている感がある。
ところがこうして、ニンニクと唐辛子、それにキムチを入れると、完璧なまでのコンビネーション。イカワタは、まさにこの料理のためにあると言いたくなる。
韓国には、「オジンオポックム(韓国風イカ炒め)」という、これと似た料理があるのだが、イカワタは入れないらしい。
韓国などなら、入れてもおかしくなさそうなんだがな。