2011-06-28

この頃食ったもんなど

昨日は菅首相が夜の10時から記者会見をやったみたいで、僕はとっくに酒をのんで気持よく酔っ払っていたわけなのだけれど、そのあと布団に入ってから、そのビデオを見てしまったら、もう色々考え始めてしまって到底眠れなくなってしまったから、起き出してツイッターでつぶやき始めたらとめどなく爆裂してしまった。
おかげでその後はぐっすり眠れたが。

菅首相については、まあ見ているとなんともイライラしするのだが、基本的には黙ってまかせようと思っている。

よく子供でも部下でも、何かをやれと言ったら、とやかく口を挟まずに、最後まで自分でやらせないといけないということがあるじゃないか。
傍から見ていると危なっかしくて仕方がないんだが、そこであまり助け舟とかを出してしまうと、本人のためにならない。
こちらが傍から見る世界と、本人が自分の目で見ている世界とは、はっきりと異なった別の世界であって、本人がきちんと自分の世界の中で、自分で問題を解決しようとしない限り、物事は前には進まないのだよな。

もちろんそれ相当の立場にある政治家や専門家がきちんと批判していくということは大事なことだと思うけれども、外野はあまりつべこべ言わずに応援だけはすると。
僕は外野にいる、民主党の政権交代を支持した人間として、そういう風にしようと思っている。

おとといの晩めしは、前日のカンパチあら炊きの煮こごり。
魚の煮物を冷蔵庫に入れておくと、ゼラチン質が固まってゼリー状になるわけだが、この煮こごりが、前日の出来たての煮物とは、また別種の食い物になるというわけなのだよな。
夏だしこういう冷たいおかずはいいものだ。
これにまた冷たい素麺を添えるのが、なんともよく合う。

鞍馬で「木の芽煮」というのを買ってきたのだ。
木の芽と昆布を佃煮にしたもので、鞍馬の名物だそうなのだが、これを昨日は炊きたての白めしにのせ、赤だしを添えて昼めしにした。
この手の食い物で京都で有名なのは山椒じゃこだと思うけれども、そちらは山椒のあでやかな風味が利いて、風雅の趣きがあるのに比べて、こちらはなんとも素朴で無骨。
木の芽の微妙な風味が奥ゆかしい。

鞍馬に行っても思ったのだけれども、あそこはなんとなく京都のきらびやかな雰囲気というよりも、奈良のような素朴な感じがしたのだよな。
源義経のゆかりの里だったりするわけなので、そういう武家の質実剛健な伝統とか、残っていたりするのかもな。

晩めしは鶏肉とチンゲン菜のにゅうめん。
最近は素麺を入れるというのに凝っているのだ。
炭水化物を食べながら酒をのむというのは、ぜったい体にいい気がするな。
あとはたけのこと油揚げを入れて、昆布だしに酒、みりんとうすくち醤油で味付け。
もう別の器に取ったりせずに、鍋から直接つまんで汁もスプーンですする韓国式。

酒はスーパーで買った酒パックの菊正宗だが、昨日は3合のんでしまった。
炭水化物を食うのなら、酒が減らないと意味がないんだがな。