2011-03-13

ここ数日でたべたもの

木曜の晩。
この日はなじみの飲み屋へひと月ぶりに顔をだすことにしていたから、いつもより少なめのつまみで晩酌。

ぶりカマの塩焼き。

家のキッチンには魚焼き用のグリルがないから、僕は魚もフライパンで焼くわけなのだが、火を通すためにフタをして焼くせいなのか、最近どうも、イマイチきちんと水気が抜けないことに気が付いて、この日は前半、フライパンにぴたりと密着するカマの切断面を焼くときにはフタをせず、裏返して皮の部分を焼くときだけフタをするというようにしてみたのだけれど、それでもやはり、ちょっと水っぽい感じがした。
これはやはり、フタの問題ではなく、火力の問題なのだな。
家のIHレンジは、単身者用のマンションに付いてるやつだから、それで魚まで焼くなどということはおそらく想定されておらず、火力をいちばん強くしても、ガスレンジでいうと中火くらいのものなのだ。
「あるものでなんとかする」というのが僕の理想だから、このしょぼいIHレンジでなんとかがんばりたかったのだけれど、最近ではもうあきらめて、火力が必要なときにはカセットコンロをつかうようにしている。

ピーマンとじゃこの炊いたん。

ピーマンとじゃこを、水と酒、それに調味料で煮詰めるまで炊くのだが、調味料には淡口しょうゆだけじゃなく、やはりみりんも入れたほうがよかったような気がした。

酒は1合だけにして、このあとは錦小路通黒門西入るにある新宿会館2階「スナック都」と、そのちょっと西にある寛遊園内「ほっこりBar Kaju'」へ出動。
たまに外でのむと歯止めがきかなくなり、この晩はあわせて7合のんでしまって、翌日、僕は二日酔いでも気持ち悪くなったりはしないのだが、昼まではふつうに酔っ払っているし、午後からは酒が抜けてくるので頭痛がしてきて、一日まったく使い物にならなかった。

スナック都では、酢の物をつまみに熱燗をのんだ。

Kajuでは、ホタルイカのしょうゆ漬け。

それにコブクロのごま和え。



翌朝はとりあえず、朝うどん。
二日酔いの翌朝は、きちんと食べておかないと、あとから気持ち悪くなってくるのだ。
こういう場合僕はカレーとか牛丼でも、余裕で食べられる。

午後から、もうどうせ使いものにならないのだから、この際床屋へいって奈美悦子似の奥さんにシャンプーしてもらってすっきりしようとおもって、いつもとはちがう道を歩いていったら、1946年創業という超老舗の喫茶店を発見。
これについてはあらためて書くつもりだけれど、ここで食べたビーフカレーがたいへんうまかった。

この日も無事奈美悦子に当たり、絶妙な「指さばき」に昇天。

このあと家に帰って、ツイッターで地震のことを知ったというわけなのだ。

晩めしは豚コマ肉にほうれん草、豆腐の「常夜鍋」。
ほうれん草を生のまま鍋で煮ると、アクがぜんぶ出てしまって、せっかくの豚のだしが使い物にならなくなってしまうので、今回はほうれん草をさっとゆで、よく絞ってつかってみた。
いやこのほうが全然よかったです。

タレはしょうゆとレモン汁の酢じょうゆに韓国唐辛子。

酒は京都の地酒「桃の滴」を冷やで2合。

もちろんシメは、豚のうまみがたっぷりと出た残り汁にレトルトごはんを入れて、おじや。
味付けは塩コショウ。



土曜日は、前の日いちにち酔っ払っていたし、地震のテレビを見ていたらそういう気分にもならなかったので、昼酒は自粛して、なじみの喫茶店「ikoi cafe」でビーフコロッケのランチ。
ママと東北の地震について語り合いたかったということもある。

晩めしには「鶏肉をつかった汁物」をつくってみたいとおもい、「けんちん汁」。
ぶつ切りの鶏モモ肉に、大根、ニンジン、ゴボウに厚揚、長ネギ。
昆布とだしパックでだしをとり、酒と淡口しょうゆで味付け。
これはかなりバッチリうまかったです。

いつも汁物をつくると、片手鍋にあふれんばかりになってしまうのだけれど、冷や酒をのみながらぺろりと食べ切ってしまうのだ。
「酒に汁物」というのは、池波正太郎が「鯛の刺身に蛤の吸物で酒をのむ」というのを知ってやりはじめたのだが、かなりイケる。
塩分的にどうなのかとおもわなくもないが、飲み過ぎを防止する効果はあるのじゃないかという気はする。



今日は、もうすでにかなりしっかりと、地震の映像を目に焼き付けたので、そろそろいいかとおもい、いつもいく「新福菜館三条店」で昼ビール。

ギョウザが焼き上がるのを、キムチをつまみにしながら待つ。

そしてもちろん中華そば。
最近は「並」。

そのあとけっきょく中国マッサージへいき、そこでふたたび、すこし昼寝をした。