2010-12-02

スペアリブおでんうまし

スペアリブを入れたおでん、名付けてスペアリブおでん、そのままやんか、前回は大量のアクが出てしまったので、今回は下茹でしてみた。といってもこのスペアリブおでんは、まったく煮立てることなく火を通すことにより、スペアリブをモチモチでやわらかいままに保つ、というところに主眼があるので、水に入れたスペアリブを火にかけて、沸き立つ前に火を弱め、沸騰させずに茹でるようにしたのだが、今回も自分の直感を信じ切れずに、ちょっと失敗してしまった。

すぐにずいぶんアクが出てきたので、ほんとは30分くらい茹でようと思っていたのに、もうこれでいいだろうと、5分くらいで湯から上げてしまったのだが、まだ中は全然赤かった。なので煮ているうちに、さらにアクが出てきて、このアクというのは、たぶん肉汁が汁に溶け出して、固まって湯葉のようになったもので、あぶくになって浮かんでくるものじゃないから、どうやっても取り切れないのだ。まあもうこれで次回は失敗することないから、それでいいのだが。

さらに今回は、前回やったときは酒と淡口醤油だけで味を付けたのを、みりんをドバドバと入れてみた。その結果は大正解。みりんを入れなかった時より、数倍肉がやわらかく、ふっくらと仕上がった。やはりみりんというのは、ただ甘みをつけるというだけじゃなく、そういう効果もあるということなのだな。ただおでん的にはこれで正解だったものの、豚肉と昆布のだしを味わうという観点では、ラーメン好きの僕としては、やはり甘みがないほうがうまい。しかしこれは、おでんである限り、仕方がないと言えますな。

野菜は大根にゆで卵、それから厚揚げ。厚揚にするかジャガイモにするか、僕は26センチのフライパンを使うので、両方は入りきらないから、かなり迷ったのだが、今回は厚揚げに軍配。ほんとはもう少し大きな鍋、欲しいところではあるけれど、家の狭いワンルームマンションにはほんとに置くとこないし、べつに厚揚とジャガイモが一緒に食べられないことなど、それほど大きな問題ではないのだ。