2010-11-03

カレー鍋

カレー鍋は、トマト鍋をやった頃から、やってみようと思っていたが、おでんというリーサル・ウェポンが発見されてしまったので、後回しになっていたのだ。

カレー鍋の場合考えないといけないのは、カレーの味付けの仕方なわけで、市販のカレールーを入れるのか、カレー粉を入れるのかということで、出来上がりは全然違ってくる。しかしまあ、僕の場合は、あの化学調味料がたっぷり入っているに違いないカレールーを使う気にはならず、カレー粉を使うことにした。

カレー粉に限らず、香辛料は、雑多な味を一つにまとめる力があるから、色々な味があったほうがうまいだろうと思って、だしはいつもの昆布に加えて、だしパック。それに豚のスープだから、ダブルスープになるわけだ。これは情報では、カレー味に限らず、普通の醤油味でもうまいらしい。

この昆布とだしパックを鍋に敷き、野菜は今日は、キャベツに玉ねぎ、ジャガイモ、ほんとはしめじを入れようと思っていたけど、今日は忘れた、それに豚バラうす切り肉と油揚げ。

水を注いで火にかけて、沸騰したら、酒はじゃばじゃばとたっぷり、みりんは好きな量、みりんはいつもは入れないが、辛味を活かすためには甘みがあったほうがいいのだ、それに味を見て、辛さがちょうど良くなるまで、うすくち醤油を入れて、カレー粉を好きなだけ。

アクをささっと取ったら、火を弱めて沸騰しないように置いておく。

こういう香辛料を入れるときは、アクも味のうちになるから、あまりていねいに取らない方がうまいのだ。

あともう一つ心配だったのは、インドというのはだいたい、あまり酒を飲まない国だから、カレー味が熱燗に合うのかどうか、ということがあったのだが、いやいやいや、心配には及ばず、だいたいこれインド風じゃないし、ばっちりOKだったです。