キムチチゲ

鍋というのは、簡単でうまいものなわけだが、このキムチチゲは、ひと手間余分にかけるのだが、もうこれは料理と呼んでいい、抜群なうまさなのだ。やり方は、僕が韓国でホームステイしたときに、64歳主婦のオモニから習った直伝。

肉は豚肉なら何でもいいのだが、僕はふつうの豚バラ肉のうす切りを使う。これをまず、鍋、今回はフライパンを使ったが、これに敷きつめる。

その上に、キムチを敷きつめる。

肉の量がけっこうあったので、二重に敷きつめてみた。でもべつに、これはただ物好きでやっただけで、ここまでしなくてもほんとはいいのだ。

それで、これをこのまま10分くらい置いて、肉に下味を付ける。そしたらそのあと、鍋にフタをして弱火にかけ、蒸し焼きにするのだ。これで肉にきちんと味が付いて、キムチもトロトロになる。

そしたら水を、ちょっと少なめに入れ、フタをしてしばらく煮る。オモニは40分くらい煮ていたが、今日は15分。好きなだけ煮ればいいのだ。

途中で味を見て、うすければ、コチュジャンや味噌、塩、おろしニンニク、おろしショウガ、韓国唐辛子などで味をつける。

最後に豆腐、オモニはキムチチゲには豆腐だけだったが、あと好みで好きな野菜を入れて、ちょっと煮て出来上がり。

今日はしめじと、ほんとは冷蔵庫に10日くらい入っていた、ブロッコリーを入れようと思ってたのだが、さすがに腐っていた。

熱燗は、キムチチゲにもバッチリ合う。