2010-10-02

うちわはぎの水炊き


この頃スーパーの折り込みチラシを見るようになっていて、そうすると毎日、どこかのスーパーで特売をやっているのだな。
その日ごとに、特売をやっているところに行けば、いちばん安いということに気付き、今日は最近よく出かける、「スーパーマツモト」へ。

もう鍋にしようということは、決めていたのだけれど、魚の鍋がいいかなと思っていろいろ眺めていたら、ここはアラがすごいな。
鯛の養殖やら天然やら、ハマチやらブリやらのアラが、あわせて20パックほども出ていて、どれも安い。
鯛の養殖物は、多少小さめだったが、丸々一匹分のアラが全部入ったやつが、298円。
これはちょっと、あまりに量がありすぎて、食べきれないのは間違いなかったから、やめておいたが、ほかにもハマチのアラとか、カマの部分とか、中骨の部分とか、腹の部分とか、それぞれ部位ごとにまとめられていて、どれも100円。
すごいな。
今度アラ炊きにしよう。

それで今日、鍋用に見つけたのは、「うちわはぎ」という魚で、鮮魚コーナーのおいちゃんに、これはカワハギの別名かと聞いたら、いやそうじゃなくて、カワハギよりちょっと大きな、別のものなのだそうだ。
身の部分も出てたが、アラの方も出ていて、まあ骨と皮だけみたいなものだが、肝がたんまりと入っていたので、それで鍋をすることにした。
198円。

この肝は、いろいろ考え方はあると思うが、僕は鍋に入れてしまわず、別煮して、薬味のポン酢の方に入れて、そこに溶きながら食べる。
これは広島のスーパーマダムジョイの、やはり鮮魚コーナーのおいちゃんに教えてもらった食べ方なのだ。
濃厚な味が薄まってしまうことなく、言うまでもなくうまい。

ポン酢は、これも好みはあると思うが、スーパーとかに売ってるポン酢、安いのはあまりうまくないし、それだったらということで、醤油にポッカレモン100を混ぜて使っている。
まったく問題ない。

野菜は、やはり魚の鍋となれば、白菜や長ネギ、エノキに春菊、そしてもちろん焼き豆腐、どれも欠かすことはできないなと思い、一人用の鍋セットも売っていたりするのだが、僕はそういうものを買うのはシャクなので、今日一日では食べきれないのは解っていたが、ぜんぶ買い揃えることにした。
これから鍋をやり続けると思えば、明日やあさって使ったっていいわけだからな。

今まで鍋は、僕が持ってる一人用の鍋では、ちょっと足りない気がしていたのだけれど、そんなことはなく、この一人用の鍋に一杯分が、丁度よいということが、ここ数日で解った。
卓上に材料を持ち出して、それを鍋に入れながら食べるというのも、たしかにうまいんだが、面倒くさいので、今回はすべてをギューギューに詰め込んで、野菜が山盛りになったのをフタで抑え、さらにあとから、エノキや春菊を入れ、またフタで抑えて、というようにしてみた。
ほんとは鍋は、煮てすぐ食べるのがうまいということは、言うまでもないのだが、かかる手間とのバランスを考えると、これでもそれほど問題はないな。

熱燗はもちろんいつもの松竹梅。
鍋にすると、食べる方で夢中になって、酒はそれほど進まないのだが、十分酔っ払うのだな。
1合で大丈夫だったりする。
不思議なものだ。
まあでも2合は飲むと思うが。