2009-04-12

つまみ 鯛のあらの一人鍋

鯛のあらって、ほんとうまいな。
さすが腐っても鯛だな。
またこの骨をしゃぶって身を食べ尽くすのが、人間本来の原始的なオコナイをしている感じがして、堪らない。
と今まさに食べながら、この日記を書いているわけなのだが、今日も再び、鯛のあらの鍋。
あらはスーパーで売ってるのを買ってくる。
今日も一匹分、198円。
安いよな。

先日、あらを鍋に入れる前に、下拵えとして湯をくぐらせたほうが味が澄むとアドバイスをもらい、今日はそうしてみたのだが、僕の結論としては、湯にはくぐらせないほうがいい。
何故かと言えば、湯をくぐらせると当然、身が白っぽくなり、見ため的に生っぽさがなくなるわけで、あらの場合、それを皿に盛ってテーブルに置くと、なんとなく、食べ終わった残り物を置いているような感じがしてしまうのだ。
確かに味はおいしくなるかも知れないが、鍋はやはり、見た目も大事なので、あらは鱗があればそれを取り、丁寧に洗って血あいなどを取り除き、そのまま使ったほうが良い。

昆布だしで煮て、ポン酢で食べるが、一人鍋の場合、一人用の小さな鍋に、一回で食べ切るだけの量を入れ、煮えたら火を消し、食べ終わったらまた火を点け、と、それを何度も繰り返す。
僕の場合、3時間か4時間、そうやって延々と酒を飲んでしまうのだけれど。
飲み過ぎだ。
なので、だしは別の大きな鍋で取り、それを小鍋に継ぎ足しながら使うようにする。

ちなみに先日買ったばかりの無印良品の土鍋、今日床に落として割ってしまったのだ。
土鍋を割ったのなど初めての事なのだが、縁がなかったんだな。
前から一回り小さな土鍋は持っていたから、いらないって言えばいらなかったし、実際今日、前の鍋を使ってみたら、一人鍋にはそちらのほうが丁度良かった。