2008-07-24

呉 田舎洋食 いせ屋



以前訪れた店なのだが、機会があったのでまた来てみた。カレーを食べてみたかったのだ。呉市は「海軍の街」を売り物にしていて、「海軍カレー」と名が付いたカレーも何箇所かで食べさせるのだが、明治45年にビアホールとしてスタートしたこの店は、初代のご主人が戦艦浅間のコック長だったとのこと、本物の海軍カレーを食べるのなら正にここ、という店なのだ。



とはいえ空腹だったので、普通のカレーではなく、カツカレー1,100円を注文。ここはカツ丼もそうなのだが、牛肉のカツが使われている。小さめに切ってご飯の上に載せられているが、とても柔らか。カツ丼の場合ドミグラスソースがかかっているのだが、カツカレーはカレーがかかっている。ひと言でいうと、上品な昔のカレー。今のカレーは色々工夫が凝らされ、様々なおいしさがあるが、このカレーは、ああ、昔のカレーって、こうだったんだろうな、と思わせる味。全体にまろやかで、スパイスの味もあまり強くなく、刺激が足りないと言えば足りないが、下手な刺激がないことが、上品の条件だろう。

オムライスなどの洋食メニューの他に、うどんや親子丼などそば屋メニューも取り揃え、地域で頑張っているのだと思う。ぜひぜひ長く続けてほしいなと思う。

田舎洋食いせ屋

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