2013-03-20

アサリのうまみを味わうならやはりコレ。
「アサリ酒蒸し」

こんにちは。ご訪問いただきありがとうございます。

このブログは、50歳バツイチ独身ひとり暮らしのおっさん、高野が、日々の自作料理を中心に、ひとり暮らし生活のあれこれを気ままに書き連ねているものです。
「どうか」と思われることは多々あるかと思いますが、楽しんでいただけましたら幸いです。



それからムック本「おっさんひとり飯」ですが、アマゾンの在庫が切れています。
まもなく再入荷すると思いますので、ご購入をご希望の方は、しばらくお待ちいただけますようお願いいたします。



さて昨日の晩酌は・・・。



アサリ酒蒸し、青のりの吸い物、菜の花と生節のポン酢。



アサリは旬が真っ盛り。
旬のアサリは丸々と太って身入りがよく、他の季節とは全然ちがう。

こないだ大宮通を歩いていたら、向こうからアサリ星人がやってきた。
アサリ星人は、頭が大きなアサリの形をしていて、クリっとした目が2つ付いている。
体は痩せていて、黒いタイツ地のぴったりとした上下を着、茶色い半ズボンとブーツを履いている。

ガニ股でヒョコヒョコと歩いてきたアサリ星人は、ぼくの前に来ると立ち止まり、右手の人差指をぼくの顔の前で前後させながらこう言った。

「オウ、オマエ、アサリはもう食ったか。」

「ちょこちょこ食べてますけど・・・」

ぼくが答えると、アサリ星人は急にまじめな顔になり、目の下に付いている小さな口を、ぼくの耳元に近付けてこう言った。

「アサリは・・・、酒蒸しだからな・・・」

言うが早いか、アサリ星人は再びガニ股でヒョコヒョコ歩きながら、大宮通を南へと下って行った・・・。



・・・という夢を見た。



なんのこっちゃ。



というわけで、昨日はアサリ星人の言葉にしたがい、アサリの酒蒸し。
アサリ酒蒸しは、作るのは異常に簡単だけれども、アサリのうまみを味わうには打ってつけ、酒にも最高に合う。



アサリは海水くらいの塩水に1時間くらいつけ、砂出ししておく。


そのあと両手で殻をこすり合わせるようにしながら、水でよく洗う。



洗ったアサリを鍋に入れ、酒と水1/4カップくらい、うすくち醤油小さじ1くらいを入れ、フタをして中火にかける。



アサリの殻が全部ひらけば出来あがり。



器に盛り、青ねぎをふる。


プリップリっす。



青のりの吸い物。


吸い物のだしでしめじをサッと煮て、青のりを入れたら一煮立ちさせて火を止める。
青のりに塩気があるから、味は薄めにしておくのがコツ。



菜の花と生節のポン酢。


サッと塩ゆでした菜の花と、生節、みょうがをポン酢で和える。
菜の花はほんとにすぐ火が通るから、ゆで時間は10秒ほど。



酒はぬる燗。








晩酌を終えたら、スピナーズへ行く。
酒は十分飲んだけれど、ちょっとご無沙汰していたから、顔を出したい気がしたのである。

大宮通を北に上がると、蛸薬師通をちょっと過ぎたあたりに煌々と光る灯りが見えてくる。


ドアを開け、5段ほどの階段を降りて店に入ると、昨日も一杯にお客さんが入っていた。



カウンターに座っていた横山やすし似の男性、市毛良枝似の女性、草なぎ剛似の男性、熊の男性に挨拶し、ぼくは九十九一似の男性、桐島かれん似の女性が座るテーブル席に混ぜてもらう。


スピナーズのイケメンバーテン コウイチ君も、今日は休みで、お客さんとして飲みに来ている。

九十九一は、今度ライブに出演するそうだ。


「絶対来てくださいよ」と念を押される。



飲んでいるのはウィスキーの水割り。


かなり濃い目に作られている。

ぼくは、酒にはあまりこだわらない。
日本酒だけは、ゆっくりとつけたぬるめのお燗が好きだけれど、あとは飲めればそれでいい。

飲むほどに酩酊し、記憶が怪しくなっていく。
熊の男性、草なぎ剛似の男性と二言三言話したけれど、何を話したかはよく覚えていない。



やがて鳳蘭似の女性、「酒房京子」の京子さん、北野大似の若い男性がやって来て、カウンターは賑やかになった。
でもぼくは、腹が減ってきた。

そこでスピナーズを出て、一人で「餃子の王将」へ。


スピナーズのマスター キム君に薦められたみそラーメンを食べ、家に帰った。



「覚えてないなら飲まなくてもいいのに。」


初めからないのと一緒だもんな。