2013-03-01

手軽にできる京都の味。
「生節と豆腐の炊いたの」

こんにちは!いつもご訪問いただきありがとうございます。

このブログは50歳バツイチ独身ひとり暮らしのおっさん高野が、日々の自作料理を中心に、一人暮らし生活のあれこれを気ままに書き連ねているものです。
「どうか」と思われることも多々あるとは思いますが、楽しんでいただけましたら幸いです。


それから私高野が、テレビ出演することになっています。

3月3日(日)22時30分~ 「大阪ほんわかテレビ」

「常識はずれのことをする注目株」というコーナーに、5分くらい出る予定です。

関西ローカルの番組ですので、関西以外の方には見ていただくことができませんが、関西の方は、ぜひ見ていただけましたらと思います。



というわけで、昨日の晩酌は・・・。



生節と豆腐の炊いたの。



生節はカツオを蒸したもので、カツオ節のようにカチンコチンに干し上げる前の段階のもの。


春先に出回るもので、このままポン酢やショウガじょうゆで食べたり、フキやタケノコ、それに今回のように豆腐と炊き合わせたりする。
京都ではよく食べるものの一つのようで、鮮魚が手に入らなかった京都では、こういう魚の加工品を重宝したのだと思います。



生節を炊くには、初めに水で少し炊いて生節のだしを取ります。
生節のうまみが抜けきってしまわないよう、水の量をできるだけ少なくする必要があるので、小さめの鍋に生節や豆腐を隙間なくならべ、水もヒタヒタ加減にとどめ、落としブタをして煮るのがポイント。

味つけは、少し甘め。
生節は味がしみにくいので、火を止めたらしばらくそのまま置いて冷やし、味をしみ込ませるようにします。



鍋にだし昆布を敷き、生節と、生節と同じくらいの高さに切った焼き豆腐をならべ、ヒタヒタの水を張って中火にかける。



落としブタをし、沸騰してきたら弱火に落として5分煮る。



酒と砂糖、みりんをそれぞれ大さじ4くらいずつ入れ、2~3分。



しょうゆ大さじ2くらいを入れ2~3分、さらに味を見ながらしょうゆ大さじ2くらいを入れ、2~3分煮て火を止める。

そのまましばらく置いて冷やし、味をしみ込ませる。



好みで七味をふって食べる。



あっさりとして素朴で、かつ上品な味。



あとは冷蔵庫に入っていた粕汁。






大根の葉と皮のじゃこ炒め。






すぐき。









昨日も晩酌前、四条大宮のタリーズで仕事を終え、スピーナーズでチョット一杯。



一人いたお客さんもすぐ帰り、ぼくはイケメンバーテンのコウイチ君に相手をしてもらいながら生ビールを飲む。


今日もサクッと一杯飲んで帰れるかと思ったら、九十九一似の男性と、桐島かれん似の女性が来た。
九十九一は仕事仲間の「伏見のトム・クルーズ」を同行し、ギターを取り出し弾きはじめる。


雰囲気が盛り上がってきたものだから、ぼくは生ビールをお代わりした。







九十九一と桐島かれんとは、料理の話で盛り上がった。
桐島かれんが料理上手なのは知っていたけれど、話を聞くと、九十九一もかなりのもの。

十八番の「豚キムチ」の作り方は、何ともうまそうだった。

ここで紹介すると・・・。

豚肉は、蒸し豚を使うのが一番おいしいけれど、バラ肉やコマ肉でもいい。
ゴマ油でサッと炒めたら、しょうゆとみりんで味つけする。

キムチを汁もたっぷり入れ炒めたら、火を止めて生卵を割り落とし、全体を混ぜてフタをする。

卵が半熟加減になったら、冷ご飯にかける・・・。

これは今度、ぼくもぜひ作ってみたいと思った。



そうこうするうちに、熊の男性が来た。
そこで生ビールをもう一杯。






家に帰ったら11時。

うすい芋焼酎水割りにレモン汁をたらしたのを飲みながら、生節を炊く。


生節には燗酒。


酒を飲み終わっても、肴がまだ残っていたから芋焼酎水割りレモン。


肴がなくなってしまったら、デザートの日向夏みかんを出してきて、さらに芋焼酎水割り。






「この意志の弱さは何なのよ。」


まったくな。



朝は生節のだしを薄めてうどん。