2013-02-22

テレビ撮影後の晩酌。
「イカのスペイン風」「スペイン風オムレツ」

こんにちは!ご訪問いただきありがとうございます。

このブログは50歳バツイチ独身ひとり暮らしのおっさん高野が、日々の自作料理を中心に、ひとり暮らし生活のあれこれを気ままに書き連ねているものです。
「どうか」と思うところも多々あるとは思いますが、楽しんでいただけましたら幸いです。



昨日は「大阪ほんわかテレビ」の撮影でした。


テレビに撮影されるなど初めてだったぼく。
小さなワンルームにディレクター、AD、カメラマン、照明さん、音声さん、それにレポーターの女性と6人もの人たちが詰めかけて、テレビはやはり、ずいぶんたくさんの人によって作られるものだと改めて実感。

また時間もかかるもので、当日の放送時間は5分の予定なのだけれど、撮影時間は丸々6時間。
打ち合わせや移動、台本を作ったりする時間を含めれば、さらにその倍の時間はかかっていると思います。

すごい労力ですね。



まずはぼくのマンションで、レポーターの人とのやり取りを撮影。
4品作り、まあお世辞は多々あるにせよ、どれもそれなりに好評だったのでよかったす。

レポーターの女性はさすがプロ、愛想もよく、気配りも細やかで、思わず惚れそうになりましたけれど、もちろんそんなことはオクビにも出しませんでした。

当り前だ。



それから場所を移動して、急遽借りたワンルームマンションで調理シーンと完成料理の撮影。


提供の関係で、カセットコンロが使えないからです。

一日で、4品の料理を2度も作るのは、さすがにちょっと疲れましたが頑張りました。
5分とはいえ調理シーンも完成料理もかなり時間をかけて撮ってもらいましたので、放映が楽しみです。



放映は、3月3日の予定。
「常識はずれのことをする注目株」というようなコーナーで、4人が登場するうちの1人になるみたいです。

関西ローカルの番組ですので、他の地域の人は申し訳ないことに見られませんが、関西にお住まいの方は、ぜひ見ていただけたらと思います。






撮影が終わり、家に帰って晩酌。



撮影のために用意したスルメイカが余ったから、イカのスペイン風。



イカのスペイン風は檀一雄レシピで、非常に簡単に作れながら、しかも考えられないほどうまいという、ぼくがこれまで作った料理の中でもダントツにオススメの逸品。
昨日も撮影で2回作りましたが、簡単にできるのでまた作るのは苦ではありません。

用意するのはスルメイカと酒と塩、オリーブオイルと赤唐辛子、鷹の爪。
スルメイカはワタも使うので、新鮮であることが絶対条件です。

新鮮なスルメイカを見分けるポイントは、胴が濃い茶色であることで、念のためお店の人に、「ワタは塩辛にできるか」と聞いてみるのがいいと思います。



スルメイカは胴の内側にタテに入っている軟骨と、足の根元にあるくちばし1対を外し、そのままハシから、足はぶつ切り、胴はワタや墨袋を残したまま輪切りにする。


器に入れ、塩ひとつまみとコショウ少々、酒少々を揉み込んで、そのまますぐに炒めてもいいけれど、できれば30分以上置いておくと味がいい。



フライパンに多めのオリーブオイルと鷹の爪、叩き潰したニンニクを入れ、強火にかける。



煙がモウモウと立ってきたら漬け込んだイカとバター少々を入れ、あとは30秒から1分ほど、イカがぷっくりと赤くなるまでサッと炒め、味を見て塩加減すれば出来あがり。



これはほんとにうまいっす。


昨日は焼酎お湯割りでしたが、ほんとはワインにバケットで食べるとさらにうまいです。



あとはスペイン風オムレツ。


イカのスペイン風はあまりに強烈な味のため、他が和食のメニューだと、まったく不釣り合いになってしまいます。



まずは5ミリ幅くらいに切ったジャガイモを、たっぷりのオリーブオイルで揚げ焼きする。



つづいて同じ油で、細切りの玉ねぎを炒める。



ジャガイモと玉ねぎは、卵3~4個を溶きほぐしたところに入れ、ひとつまみの塩にコショウ少々で味つけする。






小さいフライパンを弱めの中火で熱してたっぷりのオリーブオイルを引き、卵の液を入れる。


じっくり火を通し、下面にこんがりと焼き色がついたら、皿を上からかぶせ、ひっくり返して一旦皿に受け、それをフライパンに滑りこませて反対側を焼く。



放射状にカットして食べる。


これも大変うまいっす。



あとは菜の花のスペイン風。


浅漬の菜の花が冷蔵庫に入っていたので、それにオリーブオイルとレモン汁をかける。






「ぼくもテレビに映るんだよね。」


昨日も人気者だったよな。