2013-01-03

吸い物仕立て。
「ハマグリの湯豆腐」

今日の晩酌は、引きつづき冷蔵庫に入っている正月料理を出してきたのと、ハマグリの湯豆腐。
鍋風にしてポン酢やしょうゆのタレで食べてもうまいハマグリの湯豆腐は、吸い物仕立てにするのもいい。





砂出しし、よく洗ったハマグリを、ハマグリが6個なら3カップくらいの水に入れ、中火にかける。
アクをすくい取りながら加熱して、ハマグリの殻が全部ひらいたら一旦とり出す。





酒大さじ2くらいにうすくちしょうゆ大さじ1くらい、塩少々で味付け。
豆腐を煮立てないよう弱火で10分くらい煮る。





とり出してあったハマグリをもどして温め、お椀によそって昆布を浮かべる。
ハマグリのだしは、つくづくうまい。










年末に広島へ行ったときには、お好み焼きも食べた。
広島には市内で2000軒、県内で3000軒のお好み焼き屋があるそうだ。広島の人はだいたいが、行きつけのお好み焼き屋をもっていて、週に1回はお好み焼きを食べるだろうと聞く。広島に来てお好み焼きを食べないのは、やはり片手落ちというものだ。





お好み焼きには、やはりビール。






まずは鉄板焼きをアテに飲む。
これはカキのバター炒め。下に敷いたキャベツが時間がたつにつれ、味を吸ってしんなりとしてくるのがまたうまい。





アテが済んだらお好み焼き。
小さなコテで切りながら、鉄板から直接食べるのが基本。





原爆のイメージがあまりに強烈な広島には、実は他にもいいもの、おいしいものがたくさんある。
お好み焼きは有名だし、ラーメンも、オーソドックスな中華そばから、辛いタレにつけて食べる広島つけ麺、中国山椒が利いた汁なし担々麺など、広島独自、広島発祥のものが色々ある。

魚介類がうまいのは言うまでもないし、酒もうまい。
近々「ミシュラン広島版」が出るそうだけれど、それも当然というものだ。



街には川がいくつも流れ、海も山も近い。
海に浮かぶ鳥居と神殿が幻想的な宮島もある。



これまでは名所・名産の売り込みに消極的とも思えた広島も、「お(い)しい、広島」と銘打ちイメージ戦略を打ち出している。
もっとたくさんの人が広島の良さを知ってくれたらと、ぼくも思う。





「すっかり惚れ込んだみたいだね。」
また行きたいよ。