2012-12-01

イワシ梅煮、畑菜とお揚げのさっと煮

※本日2度めの更新です。

今日の晩酌は・・・。
魚屋でイワシとアサリがうまそうだったから両方買って、イワシは梅煮、アサリは酒蒸し。冷蔵庫に残っている畑菜はお揚げといっしょにサッと煮て、カブは浅漬け。イワシは2時間コトコト炊くと、骨まで食べられるほどやわらかくなる。煮ているあいだは放っておけばいいから、大した手間はかからない。





イワシは頭を落とし、腹を割いてワタをかき出しよく洗う。
2~3等分の筒切りにしたら昆布をひいた鍋にならべ、そぎ切りにした梅肉3~5個分、日本酒を1/2カップ、砂糖とみりんを大さじ3、水をたっぷりとかぶるまで入れ火にかける。





出てくるアクはすくい取り、落としブタをして30分。
味を見ながらしょうゆ大さじ2~3を入れ、さらにコトコト1時間半。火加減はごくごく小さく沸騰するくらい。





2時間たったら落としブタをはずし、火を強めて煮詰めていく。
焦がさないよう気をつけながら、煮汁をすくって上からかけて照りを出し、煮汁がほぼなくなるまで煮詰める。





圧力鍋でなくふつうの鍋を使って煮ると、時間がかかる代わりに脂が抜けず、トロトロに仕上がる。






畑菜のさっと煮は、小松菜でもやり方はおなじ。
畑菜はアクを抜くためサッとゆで、水にとってしぼっておく。





ちりめんじゃこをゴマ油で炒めたら、1カップの水を入れ、みりん大さじ1、うすくちしょうゆ大さじ1/2、塩少々で味つけ。






まず油揚げを2~3分煮て、畑菜を加えてサッと煮る。






だしをわざわざ取らなくても、ちりめんじゃことゴマ油で十分なコクがある。






カブの浅漬けは、味つけは昆布と塩だけ。
昆布をひいた漬物器に、まずカブの葉を入れ、塩をふる。カブの葉は漬かりにくいから、下にしておくほうがいい。そのあと皮をむいて5ミリ幅くらいに切ったカブの実を入れ、塩をふる。塩は多過ぎないようにするのがポイント。少しの塩で、十分漬かる。





しょうゆなどをかけなくても、カブの甘みだけでうまい。






アサリの酒蒸し。
砂出しし、よく洗ったアサリを鍋に入れ、日本酒と水を大さじ1、うすくちしょうゆ小さじ1を入れたら鍋のフタをして中火にかける。殻が全部ひらいたら器に盛り、小口切りにした青ねぎをかける。










金曜の晩はスピナーズ。
入り口を入ると、また松嶋菜々子がいた。

カウンターで話しをしていた松嶋菜々子は、ぼくを見つけるとこぼれんばかりの笑みを浮かべ、

「またお会いしましたね。」

ハキハキとした口調で言う。



こないだのKajuにつづいて、なぜまた松嶋菜々子がいるのかと思ったぼくは、キム君の顔を見る。
カウンターでお酒を作るキム君は、ニヤリとうれしそうな顔をして、

「高野さんに会いに来たらしいですよ。」

よく通る声で言う。



「高野さんのブログによくスピナーズが出てくるでしょう。私、一度来たいと思っていたんです。」

松嶋菜々子にそうまで思ってもらえるのはありがたい。



「12月7日の出版記念パーティーにもぜひ来たいと思っています。高野さんの料理が食べてみたくて・・・」



「12月7日に来れば、松嶋菜々子に会えるってこと?」
なわけないよな。