今日のどんぶりは・・・。
ピリ辛アサリ丼。
アサリは塩水に1時間つけて砂出しし、両手で殻をこすり合わせながらよく洗う。
日本酒大さじ3、みりんとしょうゆ大さじ1/2、水大さじ3の合わせ調味料。片栗粉小さじ2に水小さじ3の水溶き片栗粉には、酢小さじ1をくわえておく。
フライパンを中火にかけてゴマ油少々をひき、まず輪切りの赤唐辛子、つづいてアサリをさっと炒める。
合わせ調味料をそそいでフライパンのフタをし、アサリの殻が全部ひらくのを待つ。
火加減を強火にし、水溶き片栗粉でトロミをつける。
青ねぎをくわえてひとまぜする。
夜は眠くなってしまったから、晩酌は簡単に作れるもの。
ほうれん草のおひたし。
ポン酢しょうゆと削りぶしで和える。
レタスの梅かつお。
レタスを塩もみして水気をしぼり、梅肉と削りぶしを包丁でたたいたのをみりんでのばしたもので和える。
冷奴。
農家のおばさんのぬか漬け。
恋とはつらいものだとつくづく思う。
幸福の絶頂と不幸のどん底とのあいだを、ジェットコースターのように上下する。
相手が目の前にいないあいだは、胸のうずきがおさまらない。
さらに肉体的にも精神的にも、大きな労力を必要とする。
付き合いはじめの頃はまだ二人の接点が限られていたから、「食事の好みが似ている」とか「会話がたのしい」とかいうことがおもな関心事になっていた。
ところが付き合いが進むにつれ、接点は生活の広い範囲におよぶようになる。
そうするとそこに、価値観の問題が顔を出してくる。
価値観は社会とのかかわりのなかで形作られるものだから、個人の嗜好がどんなに似ていたとしても、生きてきた世界がちがえばちがってくることになる。
お互いが何十年もかけて確立させてきた価値観の折り合いをつけないといけないのだから、そんなにラクな話ではない。
僕はできる限り相手に合わせたいと思っているけれど、それが相手にとっては見当はずれなこともある。
折り合いがつかずに延々と話がつづく夜、「もうダメか」と思うこともある。
でもある時それが咬み合うと、愛が深まる。
「恋はいつでも初恋だからね」
どうなっていくのかわからないよな。