2012-07-04

かぶりまくりの食卓


今日は三条商店街の「西友」へ買い物へ行ったら、でっかいパックにはち切れんばかりに入ったうまそうなブリのあらが、なんと280円。

ほんとうは肉系のものを食べようと思っていたのだけれど、思わず衝動買い。

大根も買って、ブリ大根にすることにした。

あとは、何か青菜をおひたしにでもしようと思ったけれど、めぼしいものがなく、、ゴーヤが149円。

これをさっとゆがいて、おひたしにすることにする。



家に帰って、冷蔵庫を開けてみて気がついた。

「かぶりまくりやん・・・」

昨日のイワシ煮付けとキュウリがあるので、それを食べようと思っていた。

青魚の煮付け2品と、瓜系2品・・・。



でも味付けとトッピングは変えときましたから。



ブリのあらは、まず家に帰ってすぐに塩をふり、冷蔵庫においておく。

こうすることで臭みが消えるし、1日でもおけばうまみも増す。

取り出したブリあらは、湯通しする。

熱湯にひたしてちょっと混ぜ、アクのでた湯を捨てる。

そのあと水で、よく洗う。



鍋にブリあらと、ゴロゴロに切った大根をいれ、かぶるくらいの水をいれたら火にかける。

大根は、皮を付けたままにすると、これがまたうまい。

沸き立ってきたら中火にし、アクをていねいに取り除く。

みりんカップ4分の1、砂糖大さじ5~6杯をいれ、中火で落としブタをして10分煮る。

しょうゆカップ4分の1をいれ、さらに20分。

再びしょうゆカップ4分の1を、味を見ながらいれ、落としブタを外して20分くらいかけ、煮汁が3分の1ほどになるまで煮詰めていく。

煮詰めていくと、ブリと大根が煮汁の上に顔を出してくるから、そこに煮汁をすくってはかけ、味がしみ込むようにする。



出来上ったブリ大根。

イワシ煮付けのトッピングが梅干しだから、こちらは青ねぎ。



ゴーヤのおひたし。

うす切りしたゴーヤをさっとゆで、かつお節とポン酢じょうゆをかける。

八百屋の奥さんから聞いたこのやり方、手軽だし、ゴーヤの苦味がいい具合にやわらぐ。



キュウリの塩もみ。

ななめ切りしたキュウリを塩でもみ、しばらくおいて水で洗う。

こちらには、ちりめんじゃことしょうゆをかける。



酒は焼酎水割り。

ブリ大根があまりにうまくて、今日は4杯飲んでしまった。






夜の散歩に出た僕は、まず立ち飲み屋へ向かった。

店に入ると、カウンターの奥にいたのは・・・。



常盤貴子似の女の子・・・。



お酒を注文した僕は、左隣のお客さんと乾杯する。

右隣のお客さんと乾杯する。

それからカウンター越しにグラスを掲げ、常盤貴子に乾杯のポーズ・・・。



気付いてもらえない・・・。



左隣は40歳くらいの夫婦。

ご主人は板尾創路似、奥さんは草野満代似。

東京から来て、自分たちで商売をしている。

京都は東京とはずいぶん違うから、いろいろ大変らしい。



右隣には、ゲージツ家クマさん似の男性。

東京の飲み屋の話になった。

クマさんは関西人だから、カウンターで隣の女性に当たり前のように話しかける。

でもそうすると、バーテンがしつこく話に絡んでくるそうだ。

「お客同士で話しているのに、いちいち割り込んでくるんじゃない・・・」

バーテンと、ケンカになることもあるとのこと。



隣の板尾と、奥の常盤貴子が、カウンター越しに話しはじめる。

常盤貴子は泥酔状態。

その様子が、またカワイイ・・・。



僕は2人の話に加わろうとがんばってみる。



でも常盤貴子は、僕のことを見もしない・・・。



玉砕した僕は、板尾夫妻が帰るのにあわせて、立ち飲み屋を後にした。



常盤貴子、まったく鉄の女だけれど、



「そこがまたいい・・・」



僕はおもった。



鉄板焼屋に立ち寄ると、店長のお兄ちゃんが暇そうにしている。

僕は180円の角ハイボールをたのみ、お兄ちゃんと話をした。



お兄ちゃんは、意外なことに、以前バックパッカーをしていたそうだ。

ヨーロッパのほとんどの国へ、訪れたことがあるとのこと。

そこで様々な食べ物を食べ、「どれもおいしかった」という。

僕はお兄ちゃんに質問しながら、根掘り葉掘り、話を聞いた。



それから「広島のお好み焼き」の話になった。

広島に2年ほどいた僕は、お好み焼き屋には100軒ほどは行ったことがある。

お好み焼き屋のうんちくを、得意になって僕は話した。

お兄ちゃんは、また僕の話を、おもしろそうに聞いてくれる。



お兄ちゃんと話をし、満足して店を出る。

時計をみると・・・。



「もう3時・・・」



しかしたしか、立ち飲み屋を出たのは1時過ぎ・・・。



180円でねばり過ぎやて。