2012-05-29

淡い期待。
「天然鯛の塩焼き」


「バー」というのはどうしても、お酒を飲みながら「会話する」ための場所になります。

でも僕の場合どうしても、しゃべりすぎたり、しゃべり足りなかったり、うまくいかないことも多い。



ところが最近通いはじめた鉄板焼屋。

鉄板焼屋は、「食べる」ことが目的だから、「しゃべる」ことには期待しない。

そうなると、気がラクなこともあることがわかってきました。



昨日も家で晩酌をおえた12時過ぎ、あと1杯、外で飲みたい気持ちになってしまう。

べつに話したいわけではない。

ただ人のいるところで酒が飲みたい・・・。



そういうとき、鉄板焼屋はうってつけ。

入口近くの、鉄板前のカウンター。

角ハイボール180円に、280円の冷奴をたのみ、鉄板を焼くお兄ちゃんや、お客さんを眺めている。



べつに、しゃべらなくてもいい。

お兄ちゃんも、2こと3ことは話しかけてくるけれど、あとはだまって鉄板を焼いている。



カウンターにはほかにお客さんもいるけれど、やはり2こと3こと、ことばを交すだけ。

だまって酒を飲み、つまみを食べる。

「食べる」ことが目的だから、つまみをたのめば、居場所がある・・・。



ところがその鉄板焼屋、1つだけ欠点があるんです。

「店員のお姉ちゃんが、かわいい・・・」



これまで3回行き、そのたびにちがうお姉ちゃんがいるんですが、そのどの子も、若くて美人。

しかも昨日は、以前べつの店で会い、話したことがある子だった。



そうなるとこちらも、やはり色々考えてしまう。

「なんて話しかけようか・・・」



昨日は、

「前にお会いしましたね」

といったら、

「そうですね・・・」

とのこたえだった。



また行ったら、その子はいるのかな・・・。

今度会ったら、もうすこし色々話せるのかな・・・。



って期待しても、ダメですから。






天然鯛が安い。

天然鯛といえば、養殖モノの2~3倍の値段がするのが相場だけれど、こないだもスーパーで、カブトが100円。

養殖モノより安い。

今季は桜鯛が豊漁なのだそうです。



昨日も魚屋で、天然鯛の切り身が180円。

ほんとは別のものを食べようかと思っていたけれど、桜鯛ももう終わりだし、これは買わないわけにはいきません。



鯛の切り身は、やはり塩焼き。

何もせず、ただ塩をふって焼くだけで、最高にうまいけど・・・。



ちょっと網にくっついてしまった。

あと焼き加減も、微妙に足りなかったかも・・・。



でもおいしいです。



あとは八百屋で、万願寺唐辛子。

万願寺唐辛子はまだ出始めで、旬になるのはこれからだけど、あの果物のように甘い味は、時々食べたくなる。



フライパンにサラダ油をすこしひき、1つまみのじゃこを中火で炒める。

香りが立ってきたら、ヘタを落とし、半分に割り、タネを取った万願寺唐辛子をすこし炒める。

ヒタヒタ加減の水をいれ、酒とみりん、うすくち醤油で淡めに味付け。



それから煮ること20~30分。

はじめはフタをし、コトコト炊いて、最後はフタをはずして火をつよめる。

汁をちょっと残すくらいに煮詰めてしまう・・・。



のだけれど、昨日は酒をいれるのを忘れました。

でもおいしいです。



豆腐屋で厚揚げ。

厚揚げをサッと焼いて食べるのは、一度やったらやめられません。

青ねぎにショウガ醤油。



上賀茂のおばちゃんの、キュウリのひね漬け。

切ったら水にさらしてよくしぼり、ショウガ醤油。





あまりに肴が黄金すぎて、酒は3合。

ちょっと飲み過ぎ。

しかもこれから、さらに飲みに出てしまうのですから、この酔っ払い、何を考えているのでしょう。






昨日もいい天気・・・。