2012-05-10

卓上クッキング。


考えてみたら、台所でも、カセットコンロで料理するのだし、1つしかないカセットコンロで料理するから、火を使う料理は1品ずつしか出来ないのだから、台所で1時間ほどもへばりついて、飲みたい酒もがまんして、料理しているのは馬鹿らしいと、ようやく今日になって気がついた。

それならば、べつに卓上にカセットコンロを持ってきて、料理をしているあいだに酒を飲み始めたって、なにも問題ないのである。



そこでまずそら豆をゆで、それで酒を飲みながら、次の肴を料理してくことにした。

ちなみに酒は、いつもの菊正宗ピン酒パックではなく、久保田の千寿。

これはこの前、友達にもらったものだ。



そら豆をゆでるには、まずさやからそら豆をとり出し、そら豆の黒いところに、包丁でぐさっと切れ込みを入れる。

これは、食べる時に皮をむきやすくするためと、皮に切れ込みをいれることにより、中に火が通りやすく、また味がしみやすくするためだ。



鍋に湯を沸かし、塩を入れる。

そら豆をゆでる時には、この塩味だけで味付けするわけだから、塩はたっぷり入れるのがポイントだ。

味見してみて、「塩からい」と思うくらいには、入れるようにする。

ゆで時間は2分。

ゆで終わったらザルに上げ、水にはさらさず、そのまま冷やす。



そら豆の塩ゆでは、そら豆の塩ゆでだから、べつにうまいもまずいもないのだけれど、酒の肴には最高だ。



そら豆を肴に酒を飲みながら、次に作るのは、手羽元と厚揚げのオイスターソース煮。

肉を煮ても、ただ醤油や酒などで味付けするだけだと、どうも一味足りないことになるのだけれど、オイスターソースを入れると、それがうまいこと、おぎなわれることになる。

鍋に手羽元、1パック5本をいれ、ひたひた加減、たぶん1カップくらい、の水と、オイスターソース大さじ1、醤油大さじ1、砂糖小さじ2、くらいを入れ、味を見て、アルミホイルの落としブタをして、弱火でコトコト20分くらい煮る。

酢をひとたらし入れると、鶏がやわらかく煮えるらしい。



アルミホイルの落としブタは、こんな感じ。

真ん中に穴を開けると、蒸気が逃げて、落としブタが浮き上がらない。



20分たったら、厚揚げを入れ、さらに20分くらい煮る。

鶏手羽元と厚揚げのオイスターソース煮。

七味唐辛子をふって食べる。



ここですでに、日本酒を2~3杯、飲んでいるわけだけれども、シメにと思って作った、しじみの潮汁。

砂出ししておいたしじみと、だし昆布を、400~500ccの水に入れ、中火にかけ、煮立つ直前に昆布はとり出し、煮立ったらアクをとって、塩ひとつまみと、酒と醤油ひとたらしで味付けして出来あがり。



しじみは、肝臓の機能を活発にさせる栄養分が入っているとのこと、これで酒の酔いを、すこし醒まそうと思ったけれど、これがまた、酒の肴としていいものだから、結局さらに続けて飲んでしまい、酔い醒ましとしてはまったく意味がなかった。





ちなみに今日の朝飯は、昨日のゴーヤの残りで、ゴーヤとソーセージのパスタ。

オリーブオイル大さじ2~3杯をフライパンに中火で温め、ニンニクみじん切り1かけ分と玉ねぎみじん切り8分の1個分くらいを1~2分炒め、斜め薄切りにしたソーセージ2本くらい、小さくちぎった唐辛子をさらに炒め、塩小さじ2分の1くらいをふっておく。

たっぷりの塩を入れた水でパスタを袋に書いてある時間通りにゆで、ゆで時間1分前に、薄切りにしたゴーヤ4分の1を入れる。ザルで湯切りしたパスタとゴーヤを、フライパンに入れ、全体をよくからめたら出来あがり。





今夜の月は、赤かった。