2012-01-01

明けましておめでとうございます。


明けましておめでとうございます。

去年は、大変な天災があり、何万人もの人が亡くなりましたよね。さらにそれだけではなく、人災によって、これまでの生活を破壊され、いまだに先の見えない生活を余儀なくされている人達がいる。

それまでも、日本は何かおかしいのじゃないかと、漠然と思うところはあったけれど、去年の震災と、その後の一連の動きから、何がおかしいのかが、はっきりと見えてきた。多くの日本の人達にとって、去年はそんな1年だったのじゃないかと思います。

それを踏まえて、今年の1年を想像してみると、日本が良くなるとは、とうてい思えない。あれだけのことがあったのに、日本の中枢を動かしている人たちは、何ひとつ変わっていない。自分たちの権益を守り、責任を逃れることしか考えていない。世界経済も激動するなか、日本はこれから、もっと悪くなる。震災を、太平洋戦争の終戦と例える人がいるけれど、そんなものじゃない。あえて例えるとすれば、震災は、太平洋戦争の開戦であり、これからもっと悲惨な破綻が待ち受けているのじゃないか。そんな風にすら、思ってしまうところがあるわけです。



しかし、そういう中でも、一人ひとりは生活していかなくちゃいけない。ものを食べ、ことばをしゃべり、人とのつながりをつくっていく。そこで少しでも、生き生きとしたものを見つけ出そうとしていく。人間は、そうするよりほか、生きる道がないのじゃないか。どんな状況になっても、前を向き、たくましく生きていきたいと思うんですよね。



このブログが、衰退していく日本で、たくましく生きていく生き方を、ともに考え、見つけていけるものであったらと、非力ながらも願っています。人間が、生きる上でまず初めにしなければならない、「ものを食う」ということを、真剣に捉え直してみることは、決して無駄ではないだろうと思います。



相も変わらず、ヘボい料理ばかりが登場してくることになると思いますが、今年もどうぞ、よろしくお願いいたします。