2011-09-30

あっという間に出来上がり 牛肉とゴボウのしぐれ煮


家の近くにあるグルメシティは、毎週木曜日は「モクモクモッくん」という特売日なんですよね。

そこでいつも、オーストラリア産の牛コマ肉が、100グラム98円とかで出されるのを買うことにしてるんですが、それで何を作ろうか、けっこう考えてしまったりする。

肉じゃがはもう飽きるほど作ったし、韓国風焼肉プルコギも、2回ほど作ったから、違うものが作りたいなと思い、毎週木曜にランチに行くことにしている「ikoi cafe」のママに、

「牛コマ肉があったら何を作る」

と聞いてみたら、

「ゴボウと炊くとか。生姜をきかせて」

とのこと。

「しぐれ煮」ですね。

というわけで、昨日は早速、しぐれ煮を作ってみることにしたのでした。



しぐれ煮とは、生姜を入れた佃煮のこと。元々は桑名で、名産のハマグリをたまり醤油で炒りつけたのが始まりだそうです。

「しぐれ煮」という名前は、江戸時代の俳人各務支考が付けたと言われているそうですが、その由来は諸説があるとか…。

  • 様々な味が、口の中を通り過ぎるところが、時雨(しぐれ)が通りすぎるのと似ているところから。
  • ハマグリの旬が、ちょうど時雨がよく降る時期だから(2月~4月ですね)。
  • 時雨のように、短時間でおこなう調理法だから

以上、Wikipediaより。



いちおうレシピを色々見てみたんですが、炒める方法と炒めない方法があるんですよね。

皆さんどうされるんでしょうか。

炒める意義って、どこにあるんでしょう。

肉じゃがにしても、炒めずに作っても、まったく問題ないですよね。

その辺がよく分からないということで、昨日は炒めない方法を採用。


カップ1の水で、まずは水にさらしたゴボウ、それに千切りの生姜を先に煮ておく。

牛肉って、あまり煮てしまうと固くなりますもんね。


そこに酒、みりん、砂糖を入れ、牛肉を入れて、煮ながら味を見て、醤油を足していく。

強火でガンガン炊いて、煮汁がほとんどなくなり、焦げ付く寸前までいったら出来上がり。

これほんとに、あっという間にできちゃいますね。



調味料の量をどうしたらいいかと思う人もあるかもしれませんよね。

僕のやり方は、まず酒はドバドバとたっぷり入れる。

酒の量は、肉や魚を炊く時には、多ければ多いほどおいしいですよね。

ただ塩分の入った料理酒じゃなく、アルコール100%の料理用の清酒か、安い日本酒を使わないといけません。

それからみりんと砂糖を、適当な分量、ジャバジャバ、バサバサ入れる。

そこに醤油を、味を見ながらちょうどいいと思える量まで加えていく。

みりんと砂糖が少なければ、あっさりした味付けになるし、多ければコッテリするという話で、どちらでもお好みしだい、ってことですよね。




昨日はあとは、ナスの塩もみ。


冷奴。


白菜の一夜漬け。


それらの肴をつまみながら、冷や酒を2合。

おいしい晩酌になりましたわ。



ちなみに昼は、「ikoi cafe」のランチ。


鶏唐揚げのタルタルソースがけ。



ikoi cafeには、店に備え付けの週刊文春を読みに行くというのも、目的の一つなんですが、昨日そのトップ記事が、

「日本は遅くとも5年以内に経済破綻する」

というものでした。

日本の国債とか、地方債を合計すると、それが、すべての日本人が持っている資産の合計と、ほぼ同じ額まで来てしまっているそうなんですね。

今のところ、日本の国債は、出すものは全部売り切れているそうですが、遠からず売れ残る日が来る。

まあそれで、大変なことになり、企業がバタバタと潰れ、失業者が街にあふれ、ということになるだろうと。

必ずしも日本が無策だからというだけでなく、世界経済全体が、戦前の大恐慌のような状態に、急速に近付いているのだそうです。

今ニュースを見ていても、いいことは一つもないですよね。

僕も感覚として、日本はこのまま、行くとこまで行っちゃうんじゃないか、って気がします。

経済の詳しいことは、分からないんですけどね。

そういう話をしたら、ikoi cafeのママ、

「いいんだよ、そしたら日本人は全員、農業をやるんだ」

だって。

まあそう簡単にいけば、いいんですけどね。