2011-08-10

金目鯛のアラが198円ってのは、いくら何でもやり過ぎだろう

今日は夜行バスで東京へ行ってくる。夜行バスっていうと窮屈な座席に長時間座って、体がきついんじゃないかと思うかもしれないが、慣れれば意外にそんなこともない。だいたい平日なら、京都東京が3000円で行けるんだから、一回使うようになるともう新幹線には乗る気がしなくなる。

高速バスにはトイレが付いてるのと付いてないのがあって、初心者は不安だからトイレが付いてるのに乗りたがるだろうが、実際乗ってみると、トイレなど利用することは滅多にない。トイレがない方が安いし座席も広いから、慣れると皆そちらに乗るようになる。

東京では昔の仲間で病気があまり良くないのがいて、そいつに会ってくる。そこの仲間に会うのは、もう30年ぶりだ。僕は不義理が甚だしく、昔の仲間に会おうとかいうことを全く考えないんだが、たまに親切に連絡を取ってくれる奴がいて、そういう奴がいると、僕も昔の仲間と再会できることになる。

あとは5年ぶりくらいで会うのが2人と、フェイスブックでやり取りしている中学時代の同級生。フェイスブックはほんとに便利で、中学の同級生も高校の同級生も、明日会いに行く別の仲間も、全部フェイスブックでつながっている。同窓会に使うには最高だな、フェイスブック。


昨日はスーパーを歩いていたら、掘り出し物を見つけたんだよ。

金目鯛のあら。198円。色つやもよく、目も濁っていない。

グルメシティ四条大宮店なんだが、ここでこんな上物をめっけたのは、初めてだな。元々この店は、あらを他のスーパーより安く出すんだが、金目鯛が198円というのは、親切にも程があるだろう。もちろん見た瞬間、他のやつに取られないよう、速攻でカゴに入れた。

レジのおばちゃんに「こんなのあった」と言ったら、おばちゃんも「初めて見た」とびっくりしてた。ざまあ見ろ。

それで晩めしは、これを煮付けにした。

ごぼうと一緒に炊き合わせてみたんだが、いやこれはまったく正直な話、10回は死んだ。

魚ってのは、鯛みたいにさっぱりとしたやつと、カレイみたいにこってりしたやつと、それにサバみたいな個性が強いやつと、あると思うんだが、金目鯛ってのは、あっさりしながらかつ、こってりしてる。このあっさりとこってりを兼ね備えてるってとこが、何ともよくできた奴だよな。

僕はこんなご馳走を家で食って、まったく申し訳ない話なんだが、これが198円だというんだからな。文句のある奴はいないだろう。

しかもこの煮付けが、日本酒によく合うときてる。こういうもんは、ほんとに日本人の食いもんだよな。


昨日は昼めしもうまくいって、鶏肉の粥、汗だらだら流しながら食って死亡した。

玉ねぎと一緒に炊いて、塩コショウ、それにニンニクとショウガをちょこっと。

この真夏のまっ昼間に、わざわざ粥を食うのもどうかと思うが、食いたくなるんだから仕方ない。僕は食いもんに関して、栄養のことなどそれほど考える方でもないんだが、食いたいもんを食ってれば、体にもいいと思っている。

一昨日は何をやってもうまくいかず、昼めしも晩めしも失敗したんだが、昨日はめったにない掘り出し物まで見つけ、昼めし晩めしとも死亡した。前日の失敗を反省し、とくべつ努力したとかいうことは全くないが、人間いい時もあれば、悪い時もあるってこった。