2011-05-17

名古屋めし

名古屋へきた。僕が名古屋にいたのは、1年8ヶ月ほどなのだけれども、そのころは名古屋は最も景気がいいときで、トヨタの高層ビルも建ち、街中が活気にあふれ、また僕自身の仕事についても、脂が乗り切って、頂点をむかえたという頃で、まさによく仕事をし、よく遊び、いい思い出がなにかと多い。

名古屋で食べるべきものは数多く、限られた時間で何を食べるかはおおいに迷うところだが、とりあえず、名古屋駅太閤口側の地下街エスカにある「山本屋本店」で味噌煮込みうどん。

八丁味噌の濃厚だしで、コシの強いうどんが煮込まれている。

同行した知人とビールで乾杯。

漬物も付いてくる。おかわり自由。

つづいては、これを食わねばならぬのだ。

シロノワール。

コメダ珈琲店の名物メニューで、温かいクロワッサンのようなパンの上に、冷たいソフトクリームがぐるりととぐろを巻いている。ホットケーキくらいの、かなりの大きさで、ひとりではとても食べられない。「ミニ」もあったが、やはり初めてのシロノワールは、普通サイズでなければならないだろう。

アイスクリームとケーキをあわせた「ケーキアラモード」は聞いたことがあるけれど、温かいパンの上に冷たいアイスとは、こたつでビール、冷房のキンキンに効いた部屋で鍋、ひとつのぜいたくのスタイルなのだな。しかもこのアイスが、スプーンでふつうによそったカップのアイスではなく、とぐろを巻いたソフトクリームだというところが、念が入っている。さらにこれに、メープルシロップをかけるという、甘さのダメ押しをしてくるところは、さすが名古屋、脱帽するしかない。

知人がそれほど甘いものが好きじゃないからと、6切れ中4切れを僕が食べたら、さすがにすこし気持ち悪くなった。

晩には「尾張ラーメン第一旭」。

第一旭はいわずと知れた、京都の代表的なラーメンだが、暖簾分けなのかなんなのか、むかし京都の店で働いていたひとが、40年前、こちらで店を開いたらしい。

生ビールとおつまみ。おつまみは380円だが、キムチとチャーシューが、けっこうたっぷり入っていた。

ラーメン。

これはなんと、京都の第一旭とおなじ味がした。第一旭という名前はダテじゃないのだな。第一旭のラーメンには、独特の酸っぱいうまみがあるということに、こちらのラーメンを食べて初めて気付いたのだけれど、これは何なのかな。ニンニクと、それに何か。秘密の隠し味があるのだろうな。

おまけ。

ななちゃん人形。