2011-02-17

鶏スープの雑炊、タラちり鍋

俳優でタレントの高橋克実が、14歳年下の一般女性と再婚したのだそうだ。

僕はテレビはみないから、高橋克実のことはほとんど知らないのだが、年齢が49歳だから、僕とほとんどおなじで、しかもバツイチ独身だったということが、妙に親近感がわく。それが若い嫁さんをもらったということだから、他人ながら、よかったね、おめでとうと思う気持ちと、そんなに若い嫁さんをもらってしまって、これから大変なんじゃないか、苦労するよと、やっかむ気持ちとがわいてくる。

年齢というのは、やはりあるもので、僕も以前は、女性にたいして、かなりガツガツしたタイプだったと思うが、最近はそれほど、どうとも思わなくなった。結婚にいちど失敗して、赤の他人と暮らすということの大変さをしみじみと実感しているから、僕は自分で料理もするし、ひとりで生活してとくべつ困るということもないわけで、よっぽどの相手でなければ、ひとりのほうがいいと思ってしまう。

35歳の女性となると、これから子供をつくったりということもあるのだろうし、そうするとその子供が成人したとき、こちらは70。まったく苦役としか思えないわけだが、男性もそれをわかっていながら、結婚に踏み切ったのだろう。

恋愛とはそうやって、理性的な判断をにぶらせるものだ。がんばってください。



きのうは昼めし、前の晩に食べた鶏水炊きのスープをつかって、雑炊。

キッチンペーパーでこしたスープに塩で味をつけ、すこし残しておいた鶏肉と、レトルトごはんを煮て、火を止めるまぎわに三つ葉をいれ、器によそってコショウをふる。

いやこれは死ねます。



夜はタラちり。

グルメシティでタラの切り身が、夕方だからということだろう、その日のものなのに、もう見切り品になっていた。僕はこういうものは見逃さないのだ。

いつもどおりフライパンにクッキングシートをしき、フタをして、強火でさっと焼く。

野菜は豆腐。

それに白菜。

タラはそれほど好きというわけでもないが、いまは旬だから、身がしまっていてやはりうまい。

タレはしょうゆとレモン汁のポン酢に青ねぎ。

酒は佐々木酒造「古都」の常温。



池波正太郎 「そうざい料理帖」

佐々木酒造

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