2011-01-11

ふきん


家で使っているふきん、京都に引っ越してきて下ろしたものだから、かれこれ9ヶ月使っていて、すごく汚いのだが、どうも捨てる気にならなくて、いまだに使ってる。
ケバがほとんどなくなってしまったから、乾いたまま使うとほとんど水を吸い込まないという代物なのだが、水に濡らせばふつうに使える。
いちおう新しいのも下ろしてあるのだが、けっきょくそちらは使わず、古いほうをそのまま使ってる。

このふきん、5枚セットくらいのものを、家のふきんが汚いのを見かねて、友達が買ってくれたものなのだが、名古屋時代の話だから、かれこれ4年以上前になると思うが、その5枚がまだなくならない。
僕はだいたい、洋服にしても、気に入ったものは着続けるたちで、大学のときに買ったパーカをまだ着ている。
洋服が擦り切れさえしなければ、僕は新しい服など買う必要がないのだ。

新しいものが古くなるのはあっという間だが、いったん古くなると、それ以上古くなるのは、かなりの時間がかかるのだよな。
それがさらに古くなると、今度は歴史的な価値が出てきたりもする。
古くなったふきんに価値が出ることはないが。
だから僕は、だいたいのものは、古いほうが好きなのだ。