2010-11-13

鶏水炊き

昨日のうちに、スーパーマツモトの特売で買っておいた、鳥モモ肉の骨付きのぶつ切りを、今日は水炊き。昆布と酒と、水だけで煮て、ポン酢で食べるという、まったく簡単な料理だけれど、うまいのだよな、こういうのがまた。簡単でうまいとか、安くてうまいとか、そういうの、僕大好きなのだ。

鶏肉はなかなか火が通りにくく、しめじなどはあっという間に火が通ってしまうわけで、気を遣うと、そういうものは別々に入れたりするところなのだろうけれど、そのあたりのことは、あまり気にせず、すべてを一緒に鍋に入れ、それを水から炊いてしまう。

ただ一度煮立ったら、すぐに火を弱め、とろ火にして、沸き立たない状態にしておくと、肉はふつうに火が通っていくのだが、野菜は意外にしゃっきり感を長く保つ。

僕は2時間くらいかけて酒を飲むから、それだけのあいだ、火にかけてある鍋が、食べられる範囲を保っているということが大事で、初めはぜんぜん固かったりしたものが、徐々にちょうど良くなり、そのうち煮過ぎになっていくという、そういう味の変化もまた楽しい。

ちなみに序盤戦で食べ終わった肉に付いてた骨を、まだだしが出るかと思って、また鍋に戻してみたりした。こういうことも、一人鍋だからこそできることなのだ。しなくていいよ。