2010-11-02

鶏おでん2

おでんは言うまでもなく、二日めがうまいわけだ。いいな、おでん、気に入った。時間が経てば経つほど味が出るとは、古女房のようだ。ほんとはもう少したくさん作ってもいいのだが、うちはあれ以上大きな鍋は、置く場所がないから、仕方ないのだ。

おでんは僕が思うに、とにかく沸騰させてしまわないことがポイントだ。そうすると、ジャガイモも煮崩れないし、鶏肉も、かたくなったり、逆に溶けてしまったりせず、やわらかく、しかも適度にモチモチした状態を、いつまでも保っている。だしも澄んでいて、雑味が出ない。大根のように、それではなかなか火が通らないものは、あらかじめ下茹でしておく。

味付けは、僕は酒とうすくち醤油だけだが、これは酒の肴にするには十分だが、ご飯のおかずにしたい場合は、みりんを入れて、ちょっと甘くしたらいいと思う。

いやしかし、今日みたいな寒い日、熱い風呂に入って汗をたっぷりかいて、そのあとおでんで熱燗、これ以上の幸せは、なかなかないんじゃないか。