2010-09-20

仙台国分町でおすすめのカラオケスナック

仙台の飲み屋街、国分町で、オネエちゃんがいるような店でちょっと遊ぼうと考える場合、国分町通りには、キャバクラが山ほどあるわけなのだが、高い金を出して、短い時間、派手に着飾っているだけで、たいしてかわいくもなく、話もできないオネエちゃんをちやほやするのも、男ももうこの年になると、ちょっと疲れるなと思うわけだ。
そういう場合、中心部からちょっと外れたところで店を探すと、居心地のよい場所が見つかったりするものだが、国分町にもいいところがあった。

国分町通りの、一本東側の通りにあるのだが、この看板。
「国分町でいちばん安心なお店」
「飲んで歌って」
「女性スタッフと楽しいお店」
これはどう考えても、女の子の年齢や顔では勝負できない、ちょっと年増のママが考えた、苦肉の宣伝文句に違いないのだ。
焼酎・ウィスキーにおつまみがついて、2時間飲み放題3,500円、カラオケ1曲100円ということで、迷わず入ってみることにした。

果たして予想したとおり、40歳くらいのママがやってるカラオケスナックだった。
それほど広くはない、カウンターとテーブル席二つがあるというような店で、平日は他にスタッフもいるそうだが、日曜日だったからだろう、昨日はママひとり。
背が低い、小動物系な感じの人だが、野球帽をかぶって、とても愛嬌があり、しかもパワフル。
こちらがカラオケを歌うと、目の前で曲に合わせて、かわいく踊ってみせる。
日本語が、ちょっと違う感じだったので、出身を聞いたら、初めは「岩手県の遠野」だと言っていて、そうか、東北弁は、外国語みたいに聞こえるのだと思ったのだが、それは嘘で、韓国の人だった。

お客さんは他に、常連らしい、50代くらいの男性ふたり。
ひとりは若い女性を連れてきていた。
カラオケを歌うと、すぐに意気投合して、拍手や手拍子をしあう仲になったが、かといってお互いそれほど干渉するわけでもなく、いい感じの距離を保っていられる。
それぞれのお客さんに対して、ママがしっかりアピールするから、お客どうしで変なふうになることは、あり得ないんだな。

ママがビールをせがんできたから、一杯だけ飲ませて、800円。
2杯目は断ったが、気まずいことはべつになかった。
2時間しっかりいて、カラオケを10曲くらいは歌って、たぶんちょっとサービスしてくれたんだろう、総額5,000円。
帰りには地下一階の店から、エレベーターに乗って、ビルの外まで送ってくれた。
かなりおすすめ。
僕も仙台にいるあいだに、もう一回は行くつもり。


★★★★★ 5.0
らむーる
仙台市青葉区国分町2-10-23 丸伊プラザB1F
022-721-8077