2010-08-27

ikoi cafe

ikoi cafe、今日のランチはサンマの甘露煮。
また手の込んだものを作るものだが、ママのおばあさんから教わるのだそうだ。
以前食べた、万願寺の炊いたんも、おばあさん直伝の、初めにまず炒めてから炊くという、手のかかる作り方をしていた。
サンマの甘露煮は、かつて僕も作ろうとしたことがあったが、ふつうの鍋だとあまりに時間がかかるので、あきらめたことがある。
ママもさすがに、圧力釜を使うのだそうだ。

このランチ、甘露煮がほっくりと味わい深く炊けていることはもちろんなのだが、副菜がまたすごい。
ピーマンのじゃこ炒め。
炒り豆腐、ひじきとニンジン、インゲン入り。
れんこんのサラダ、枝豆まで入っている。
それに油揚げとナスの味噌汁、きしめん入り。
玄米ごはん。
すべて手作り。

これはすごいな。
ここまで手をかけるのは、ほんとにえらい。
ママはたぶん、思い付いてしまったことは、やらないと気が済まない性格なんだな。
僕は以前、この店のランチが、新妻がつくる料理のような初々しさがあると書いたが、専業主婦の新妻でも、ここまではやらないな。
何かの権威によりかかるのじゃなく、自分の感覚を絶対的に信じて、捨て身で出してくるランチ。
これはなかなか食べられないと思う。

食後はコーヒーを飲んで、店に置いてある週刊文春を読んで、お客さんとちょっとことばを交わして、くつろいでから帰ってくるのだ。