2010-08-31

高槻 ラーメン翔

高槻アルプラザの前にあるラーメン屋。
隣には立ち食いそば屋、その隣には餃子の王将があって、なんとなくそういう類の、安いばかりで何の取り柄もないような店かと思ったら、そんなことはない。
店内は明るくきれいで、大将はわりと若くてさわやか系。
パートのおばさんと思しき人ひとりを使っているみたいだ。

ここは売り文句としては、「鶏骨、豚骨、無化調」。
鶏と豚でだしを取るというのは、まあラーメンとしちゃ普通だろうから、この「無化調」が、ポイントになってくるわけだな。

メニューは味噌、塩、醤油とあり、醤油を注文。
削り節が入っていると書いてあった。

醤油ラーメン、650円。

無化調、化学調味料を入れないというのは、ラーメン屋としてはかなりの冒険になるものだと、僕は思う。
ラーメンの味というのは、けっきょく化学調味料の味であると、言ってもいいようなものなのだよな。
だから単純に化学調味料を外してしまうと、ラーメンにならなくなってしまうのであって、そこでいかに、化学調味料を使わなくても、ラーメンと言えるものに仕立てていくのか、ということが、勝負になってくるわけだ。

この店ではそれを、だしに削り節をつかい、上からゴマをふりかけるということで、解決しようとしているのだが、残念ながらあまり解決になっていない。
だしはきちんとていねいに取っているのだろう、なかなかのコクがあるのだが、ラーメン的な味の不足はいかんともしがたく、食べながら「化学調味料をくれ」と言うのを、喉まで出かかってがまんした。

べつに無化調にこだわらず、ふつうに化学調味料入れても、このスープならけっこうおいしくなるのじゃないかと思うが、どうなのだろう。
今のままだったら、化学調味料が嫌い、という、ラーメン好きな人の中では、ごく少数派の人たち以外には、あまり受けないと思うのだがな。

ギョウザは、さっぱりとしていて、なかなかうまかった。


ラーメン翔 ラーメン / 高槻駅高槻市駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0