うまいと思うな、僕は、こういう簡単なもの。ほとんど料理とは言えないような感じがするのだが、それは、料理の本に書いてあるものが、料理だと思ってしまうからだよな。こんなものは、あまりに簡単すぎて、料理の本にのせる価値はないわけだが、家で食べる価値は、十分にあるわけだ。
そういうものって、けっこう多いと思うのだよな。食い物とは関係なくなるが、例えばシャンプー。シャンプーってのは、僕が子どもの頃に、現れたものじゃないかと思うのだが、体を洗う石鹸、この頃は液体になって、「ボティー」ソープとわざわざ呼ばれるわけだが、それとは別に、頭を洗うときにはシャンプーを使わないといけなくて、さらにリンスもしないと、髪の毛がゴワゴワになると思ってしまう。でもそんなことないのだよな、僕はここ何年も、ボディーソープ一本で、全身を洗うが、何も問題ない。石鹸を売る会社が、自分の会社の利益のために、宣伝する文句を、そのまま信じてしまうというわけだ。
さらに、これは、ここに書くと、「きたない」と言われそうなので、書きたいなと思いながらも、書かないでいたのだが、でもこの際だから、書いてしまうと、この頃、実は、その石鹸自体を、使わないことに挑戦しているのだ。全然使わないのじゃないのだが、3~4日は、風呂に入るとき、石鹸を使わなくても、何も問題ないな。湯船の中で手ぬぐいを使って、ただ擦るだけでいい。体が痒くなりそうに思うが、石鹸を使った2日後くらいが、いちばん痒くなるので、それを過ぎると、まったく痒くなくなる。だから、痒さというのは、逆に石鹸を使うことによって、起こることなのじゃないかと思う。たぶん体に住む細菌のバランスが崩れるとか、そういうことじゃないかと思うのだよな。
朝はヒゲを剃るので、石鹸を使うが、ヒゲ剃り用のシェービングフォームは、もう使わない。顔を洗うとき、顔につけた石鹸で、そのままヒゲも剃ってしまうのだ。前は、石鹸で顔を洗って、石鹸をつけたまま眼をあけると、石鹸が目にしみるのじゃないかと思っていたが、全然そんなことはない。べつに顔中石鹸をつけないといけないことはないのであって、眼のまわりに石鹸をつけなければ、それでいいのだ。
だからどうした、って話だが。