2009-12-11

己斐本町 「ごはんや ももの木」

定食にも色々あって、恵美を初めとする、大衆食堂は、自分の母親が作りそうな料理が出てくるし、喫茶店の定食は、これは家庭料理じゃなく、あくまで外食なんだ、というプライド持ってやってそうな気がする。広電西広島の駅からすぐの、この「ごはんや ももの木」は、言えば、いかにも「奥さん」が作りそうな料理が出てくる。ここのおばちゃん、おばちゃんというより、まさに、奥さん、と呼びたくなるような、ちょっと上品で、近寄りがたい雰囲気がある人で、パチンコ屋に併設されたこの店で、どういう経緯で働くようになったのか、知らないが、あまりプロっぽくない。店内も、明るく、プリティーな趣きで、自分じゃなく、他人の奥さんに、めしを作ってもらっているような気がして、どうも落ち着かないというか、腹のあたりがむず痒くなるような感じがするのだ。

今日頼んだのは、日替わりの、しょうが焼き定食。肉はあまり漬け込んだりせず、タレにさっと浸して焼くんだろうな、味的には僕好み。お変わり自由のご飯と、味噌汁、それにかぼちゃの煮物、ぬか漬け、リンゴと柿のフルーツが付いて、さらにコーヒーまで付いて、800円。まあ確かに安いが、フルーツとコーヒーはいらないから、600円にしてくれたらいいのにな。

ただここが、どうもわからないのは、味噌汁に、ニンニクが入っているのだ。この店、ビビンバとか、ジャージャー麺とか、定食屋には珍しい、韓国料理のメニューがけっこうあって、おばちゃんが、韓国人なのか、韓国料理に興味があるのか、わからないが、味噌汁にニンニクは、ちょっとナシだよな、いくらなんでも。どういうつもりなのか、今度聞いてみようかな。