今日は豚バラ肉の薄切りを買って、水炊き。鶏の水炊きと、作り方はまったく同じなのだが、念のためにいちおう言うと、豚バラ肉を適当な長さに切って、沸かして火を止めた湯に入れ、箸でほぐして揺すったりして、すぐ湯を空けて、水で洗う。こうすると、アクや臭みが取れて、いいんだな。で改めて、鍋に豚肉と、だし昆布を浸しておいた水を入れ、中火にかける。沸騰したらアクを取るが、豚肉は一度湯に通しているので、ほとんどアクは出ない。昆布はそのまま入れておく。アクが取れて、ひと煮したら、酒と、塩を少々入れる。ここで薄く味を付けるのって、「水」炊きなのだが、ポイントじゃないかと思うんだよな。材料は水で煮ると、だしが出るのだが、やはり豚肉にも、それなりに味は残ってほしいので、そのまま水で煮続けるんじゃなく、塩味を付けることで、味が出すぎるのを止めることができるんじゃないかと。どうかな。そしたらあとは、好きな野菜を入れて、それが煮えたら出来上がり。ポン酢で食べる。
今回は盛り付け、いちおうちょっと、山をイメージしてみた。青菜は水菜だが、水菜、いいな。駄洒落か。肉には春菊より、こちらのほうが合うな。水菜って今まで使ったことなかったのだが、意外に香りが強い、やんちゃな味なんだよな。それに春菊は、すでに鍋の材料として名が売れてるから、高いし。水菜は今日はマダムジョイ、春菊の半額、98円だった。
酒は賀茂鶴、ぬるめの燗。いいな、これ。意外に早く、もう半分以上、なくなってしまったのだが、1日に2合くらい飲んでるから、そりゃなくなるよな。