毎日のようにラーメンを食べるというのは、僕の人生の中で初めての経験なわけだけど、でも無理して食べてたというわけではなくて、自然とラーメンが食べたいという気持ちになるのだよな。しかし夏はダメだな、あの熱いスープは飲む気にならない。ということで広島つけ麺を食べにきてしまうというのは、完全にラーメン中毒だな、僕も。それともそんなの、ほんとのラーメン通から見ると、まだまだへなちょこなのか。
このブログ、県外の人も読んでくれているので、簡単に説明しておくと、広島には「広島つけ麺」という独特の食べ物があって、広島の人はこれを「冷麺」と呼ぶのだが、いわゆる韓国式の冷麺とはまったく違って、普通のラーメンの麺をゆでたあと水で冷やして氷でシメて、これを劇辛のつけダレで食べるというものだ。広島市内には、ラーメン屋と同じくらいなんじゃないかと思うような、けっこうな数の広島つけ麺の店がある。広島の人って、辛い食べ物好きだと思うな、でも僕は辛いの、きらいじゃないが特別好きでもないので、広島つけ麺の店はこれまで、基本と思われる有名店3、4軒に行ったきりで、ほとんど行かなかった。でもたしかに広島つけ麺、夏になると食べたくなるもんだな。
つけ麺の麺大盛、600円。普通盛りなら500円。写真じゃわかりにくいが、玉子の大きさと見比べてもらうと、かなりの量だということがわかると思う。二玉分はあると思うな、ぜったい。
トッピングされているのはチャーシューと、それにキャベツ、キャベツは塩もみしてあるのかな、ちょっとしんなりしている、それにキュウリと長ネギを極細に切ったもの、ゆで卵。これは広島つけ麺のトッピングとしては定番かな、たぶん。
つけダレは、辛さが1から10まであって、2が普通とのことだったのだが、3を頼んでみた。ラー油がどばーっと入り、そこにまたゴマがどばっと入っていて、もちろん醤油ベースなのだが、なめてみるとごまラー油という感じの印象。僕にはこれで十分辛かったが、隣に座った兄ちゃん、10を頼んで、平気な顔で平らげていた。上には上がいるもんだな。って張り合うつもりないが。
他に広島つけ麺の店、あまり行ったことがないので、比べることはできないのだが、普通にうまい。夏にはいいな、この冷たい激辛味。
しかし何よりこの店のポイントは、値段が安い、ということだと思う。つけ麺の店って、700~800円取るとこも多いんだよな。ってそんな行ってないが。でも僕が行った3、4軒は、全部そうだった。それで立派なビルを建てたりして、ぼったくっていやがるなと思っていたというのも、広島つけ麺から足が遠のいた理由の一つだったのだが、この値段だったら納得できるよな。
しかもデザートつき。ババロア。辛いもの食べた後に、こういう冷たい甘いものって嬉しいんだよな。店員も感じよかったし、頑張れよ、と言いたくなる感じの店でした。
辛路 (つけ麺 / 舟入幸町、舟入本町、舟入川口町)
★★★★☆ 4.0