2009-02-07

岡山グルメ 「支那そば 漢口」

岡山の繁華街を探索していたら、ちょっと外れた辺りにこうこうと輝く「支那そば」の文字。
どう考えてもこれは、僕を呼んでいるとしか思えない。
ということで、「居酒屋 しゃかりき」の後、シメにこちらに向かったのだった。

店主は初老の男性だが、岡山は話好きの男性店主が多いな、この店は21年で、その前は洋食屋をやっており、洋食屋は一人だと回すのが難しいので、ラーメン屋に切り替えたのだとのこと。
今は脂っこいラーメンが多いが、この店では自分が子供の頃に食べていたラーメン、当時は「支那そば」と呼ばれていたわけだが、それをそのまま出しているのだそうだ。

「支那そば」、500円。

なるほどこのスープ、鶏がらだしなのだが、ちょっと臭みのあるタイプ。
岡山で食べた数回のラーメン経験のうち、ほとんどがこういう感じだな。
関西・西日本は「だしの文化圏」なのだと思うから、東京だったら完全に消してしまうだしの風味を、前面に出してくるということなのだろうな。
臭みというのは、「強いうまみ」とも言えるわけだから。

麺は中細でちょっと黄色、それを柔らかくゆでてある。
ばら肉のチャーシュー、メンマ、青ねぎ。
もやしは入っていなかったと思うな。

ところでこの、岡山でよく見かける「支那そば」という呼び名なのだが、広島では見た記憶がない。
「中華そば」だ、全て。
さらに東京では、全て「ラーメン」なんだよな。
どうしてそういう違いが生まれたんだろう。
まあいいんだけど、そんなことは。

漢口 (カンコウ) (ラーメン / 郵便局前、西川緑道公園、柳川)
★★★☆☆ 3.0