2009-02-27

牛田 インド料理「ラーダ・ヴィラス」

牛田に一昨日、オープンしたばかりのインド料理店。
この日記を見てくれている方から教えてもらったのだが、「広島のトップクラスの印象」とのこと。
店のホームページ を見てみると、

「「本来のインド料理」とは油、うまみ調味料などを沢山使ったこってりした味付けのものではなく、シンプルであっさりした自然派料理であるべきと考えています」

との記述。
うーん、これはインド料理について、僕がうすうす感じていたことが、そのまま書いてある。
いや僕は、「本来のインド料理」がどういうものかは知らないし、「あるべき」とも思ってはいないけど。
これは早速行ってみなくてはいけないと、ほんとはランチで行きたかったのだが、時間がなかったので、夜のディナーへ来てみたのだ。

ホームページには、ディナータイムは5時半からと書いてあるのだが、実際は6時半からとのこと。
オープンしたばかりで要領がつかめず、5時半に始められないのだそうだ。
ガラス張りの外観、白い壁にこげ茶の柱、えんじの椅子という店内。
あまり「インドインド」していなくて、お洒落な感じだ。

メニューは、ランチタイムは、840円で、好きなカレー一種と、この店おすすめの、南インドの屋台で人気の鉄板で焼くおいしいパン、「タワパロタ」、それにレモンやスパイスで味付けした、南インドのカレーによく合うご飯、「レモンライス」、それにサラダが付くセット、それから、1,150円で、カレー一種、タワパロタとレモンライス、サラダ、その他に3品の料理が付くセットなどがあるのだが、大変残念なことに、ディナータイムはセットはなし、すべて単品料理なのだ。
しかも一人でそれぞれを頼むと、結構な金額になってしまう。
一瞬、出直そうかとも思ったが、ここまでチャリンコで40分ほどもかけて来ているので、そう簡単に帰るわけにはいかない。
仕方ないので、チキンカレー850円、タワパロタ350円、レモンライス630円を注文した。

チキンカレー。

タワパロタ。

レモンライス。

さて味だが、このカレー、たしかにうまかった。
ホームページにある通り、インドカレーにありがちな脂っこさとは無縁で、カレーというよりスープに近いような印象だ。
スパイスも、日本のインドカレーにありがちな、ワンパターンな味とは全く違う。
本格的。
僕はスパイスについては全く分からないので、これ以上は言えないが。

これに、タワパロタという、南インドの屋台で人気の、鉄板で焼いたおいしいパン、これがまた素朴な味で、お好み焼の皮にも近いような感じのものなのだが、それがよく合うんだな。
南インドではこういうものを、屋台で食べてるんだな。
行ってみたいな、南インド。

それからレモンライス。
このカレーにはたしかに、白いご飯じゃダメなんだな。
豆とかも入って、ちょっと赤飯みたいな感じなのだが、って色は全然違うが、やっぱりこうやって、ご飯のほうにもスパイスで味を付けておかないと、カレーに負けちゃうんだよな。

というわけでこの店、まさにインド、という感じなのだが、これから日本人のお客との交流を通して、少しずつ変わっていったりもするのだろうな。
また時々来てみたいな、と思う。

Radha Vilas (ラーダ・ヴィラス) (インドカレー / 白島、牛田)
★★★★ 4.0