2009-01-12

広島天満町 サッポロラーメン 「ひらた」


以前から時々前を通りがかって、気になってはいたのだが、入ったことがなかった店。
けっこうあるんだな、そういうの。
広島で「サッポロラーメン」っていうのもどうなのかな、と思って逡巡していたのだが、今回は自転車をとめ、店頭のメニューを見て、それでも迷っているところを、店内のご主人に呼び入れられた。
そりゃそうだ、そこまで来たなら、入らなきゃね。

このご主人、広島の飲食店の男性店主というのは、総じて「男は黙って」というタイプが多く、中には客に説教をするという暴挙にでる輩もいるところ珍しく、きわめて愛想がよく、多弁。
こちらを「大将」と呼び、とにかく喋る。
2時過ぎという時間帯で、ほかに客がいなかったせいもあるが、僕がいるあいだ中、ずーっと喋っていた。
しかし不思議と嫌な感じはなく、こちらも会話を楽しめたというのは、店主の人徳だろう。

店主は40年ほど前に、広島西飛行場の近くで店を始め、ずいぶん繁盛したそうだが、道路拡張の工事のため移転、10年ほど前にこちらにやって来たそうだ。
修行先は、東京にあるサッポロラーメン店。
札幌にあるサッポロラーメンの店は、とにかく脂っこくて、そのまま出しても内地の人は食べられないという。
まあそうなのかもね。
博多ラーメンも同じだし。
朝の11時から夜の11時まで、休憩なし。
しかも年中無休。
独りでやっているのに大変なことだが、「お客さんと話すことが、自分の癒しになる」のだそうだ。
まあたしかに、あれだけ喋ればそうなのかも。

味噌ラーメン750円と、ぎょうざ400円、それにライス100円を注文。


味噌ラーメン。
味玉はサービスしてくれた。


ぎょうざ。

僕はサッポロラーメン、あまり好きではないのだが、理由はおやじさんが言ったとおり、過剰に脂っこいのが苦手なのだ。
その点、ここの味噌ラーメン、豚骨と鶏がらを混ぜて使っているそうだが、脂っこさが抑えられ、わりとあっさりしている。
味噌の風味も引き立っていて、なかなかうまい。

ぎょうざは、アンは普通だが、皮が厚めでもっちりしている。

店を出るときには、


グリーンガムを2枚。

まあとにかく、このひたすらまっすぐな商売熱心、大したもんだな。

サッポロラーメン ひらた 旧南観音店 (ラーメン / 観音町、天満町、西観音町)
★★★☆☆ 3.0