「キムチクッパ」というものは日本はもちろん韓国でも料理店では食べることができないが、これは貧乏人が食べるものだと韓国の知人が教えてくれたことがある。
韓国ではキムチはただみたいなものだから、クッパにキムチしか入れられない貧乏人、ということになるのだろう。
しかし実際キムチはそのまま食べるだけでなくチゲや炒め物の調味料としても万能で、韓国の家庭ではキムチチゲもキムチとキムチの汁、それに塩だけで味をつけたりする。
日本ではキムチは高価だからそれだけで味がつくほど大量に使うことはできないが、ごてごて入れずにシンプルに作ったクッパはけっこうおいしい。
米0.5カップを前の晩から水3.5カップに浸しておく。
そこにスパム 、7ミリくらいのスライスを適当な大きさに切ったもの、とカットキムチをちょっと多いかなと思うくらい、それにキムチの汁もあるだけ入れ、中火にかける。
沸騰したら火を弱めて鍋底から大きく混ぜてあくを取り、味を見ながら「チゲの素」と塩を入れる。
薄いかなと思うくらいで、出来上がるとちょうど良くなる。
沸騰してから10分炊いたら火を止め、蓋をして10分蒸らす。
チゲの素はスーパーに色んなのが売ってるし、デパ地下とかの韓国食材売り場ではもっといいのが手に入ると思うが、僕が今回使ってみたのは近所のスーパーで買った、
YOUKIの「チゲ（鍋）の素」。
悪くなかった。