2008-10-15

博多行き その一 屋台

出張で博多。
博多と言えば、やはり屋台。
10年ほど前に行った時はもっとたくさんあったような気がするが、最近は6基の屋台がある場所が3ヵ所だけだという。
規制が厳しくなり新規出店ができなくなって、今では屋台は減るばかりだそうだ。
僕が行ったのは天神からほど近くの舞鶴一丁目交差点にある屋台だが、天ぷら専門の屋台が一つあってそこだけあまり客が入っていなかったが、あとはそこそこ満員だった。
大体はおじちゃん、おばちゃんがやっているが、若い夫婦らしき男女がやっているのもあった。

まずビール、そのあとは芋焼酎。

つまみは一つはホルモンの鉄板焼き。
もやし、ニラと一緒に塩コショウ、コチュジャン(らしき赤い味噌)とにんにくで炒め、しょうゆベースのたれで味付け、ゴマと青ネギをふりかける。
完全に韓国風。
だいたい街に屋台が並んでいる風景自体が韓国っぽいよな。
博多は昔から朝鮮半島との貿易の窓口として栄えた場所だから、韓国と密接なつながりを持つのは当然だろう。
実際博多に来た韓国の人が、「ここは韓国の真似をしています」と言ったことがあったそうだ。
ある知人の話だが。
まあ真似はしていないと思うが。

それからもう一品、おでん。
大根と玉子、丸天とロールキャベツ。
丸天、角天、野菜天とあり、丸天と角天は形が違うだけだそうだが、要は魚のすり身を丸く伸ばして揚げたもの。
汁の味付けは東京とそんなに変わらない。
広島のおでんは汁が真っ黒だが、こちらはそんなことはなかった。

大将は24年前から営業していて、その前はやはり飲食の商売をしていたそうだ。
息子さんらしき若い男性も二人、大将が調理する時にはその手つきをじっと見つめながら、色々手伝っていた。

大阪から来たという若い女性3人がいたのだが、あとから地元博多のサラリーマンらしき若い男性が3人入ってきて、大将も気を利かせて、さらに客が入ってきて詰めるという時にはさりげなく、この3対3がくっつくように座らせたりしていた。
程なく会話が始まったが、
「あそこうまく行くといいね」と言うと大将、
「これが屋台のいいとこだから」とにやっとしていた。
僕は隣の50歳半ば位の夫婦と世間話をした。

勘定は総額2,250円。
屋台は高いというイメージがあったが、大変安かった。

屋台 たかちゃん
090-3195-9092