ちり鍋が何といってもウマいタラだけれど、他にもけっこう色んな料理に使えて、トマトソースでジャガイモと一緒に煮たり、チゲ鍋に入れたりしてもかなりイケる。
タラのあらは、スーパーとかではめったに見かけないけれど、スーパーによくある安いロシア産の甘塩タラなども、それはそれで生タラとはまたちがった良さがある。
鍋はやはり、飲みながら作れるのが醍醐味。
初めに鍋を作るあいだにつまむアテも、ちゃんと用意しておく。
材料は、テッパンのラインナップ。
タラに豆腐、白菜、長ねぎ、しめじに春菊。
ポン酢には、大根おろしと青ねぎ、一味唐辛子。
水を張った鍋に昆布を入れ、日本酒をジャバジャバと注いだら・・・。
煮えにくいものから入れていく。
火加減は弱めにする。鍋はのんびりやるのがいい。
長ねぎにしめじ、春菊を入れたら出来あがり。
これはたまらん。タラは独特の素朴な味と、食べごたえがいい。
ぼくはあまり物欲はないほうで、服も擦り切れなければいつまで同じものを着ていてもいい、車も邪魔臭いとしか思えない、できれば家も持たずにカバン1つで生活したいとすら思うのだけれど、たまにどうしても欲しくなる物がある。
最近では、それは帽子。
夏に黒い麦わらの帽子を買ったら、それが自分に似合うと思い込み、秋冬用のフェルトの帽子を探しまわった。
初め安いのを1つ買ったが、結局それでは満足できずに、それなりのものをもう1つ買った。
今欲しくてたまらないのは、財布。
近所の店で見かけた、黒い、鈍く光る牛革の、ジッパーでひらくようになっている長財布。
似たようなのを使っているのだけれど、もうそれでは満足できない。
寝ても覚めても財布のことばかり考えている、今日この頃。
次にお金が入るまで我慢して待とうと思うのだけど、また財布には、「財布を新しくするとお金が貯まる」という格好の言い訳がある。
この次店の前を通ったら、買ってしまう予感がする。
「ブログに書くことで口実つくろうとしてるでしょう。」
バレたか。