2011-01-25

豚バラと水菜の鍋

僕は焼いて食べるなら、鶏肉がいちばん好きだが、鍋に入れるなら、なんといっても豚バラ肉なのだ。
牛肉ももちろん、きらいじゃないし、あの甘味のあってやわらかな、上品な味はさすがと思うが、豚肉のちょっとクセのあるところが、僕にはいいんだな。
焼いた豚肉も好きだが、焼いた豚肉は冷めると、ちょっとモソモソして、しかも脂が固まってきたりするから、酒を2時間もかけてチビチビと飲み、そのあいだ料理をちょっとずつ食べる僕としては、焼くならば、冷めても固くなったりしない鶏肉のほうがいい。

鶏肉は鍋に入れるのももちろんいいが、さっと煮た豚バラ肉の、あのプリプリとした歯ごたえはたまらない。
それをシャキシャキの水菜と合わせると、これはほんとに、ベストコンビだと思うのだよな。

スーパーに行って、豚バラ肉が安く出ていると、僕はまちがいなくいつも、買おうかどうか真剣に迷うのだが、昨日はグルメシティで、いつもは高い日本産の豚バラ肉、けっこう安く出ていたので買ってきた。
アメリカ産はずいぶん安いが、やはり日本産のほうが、モチモチしていてうまいのだよな。

水炊きにするか、それとも醤油で味を付けるか、かなり迷った結果、昨日は水炊き。
さっと湯通しした豚肉とだし昆布、それに水菜と豆腐を鍋にいれ、酒をジャバジャバとふりかけて火にかけるだけだから、ほんとに簡単。
昨日は数日前の、鶏の水炊きをしたときの残り汁が冷蔵庫に入っていたから、それを使ってみたのだけれど、ラーメンでも鶏と豚の両方のだしをつかったりするし、おいしくなるかとおもったら、かえって味がくどくなってしまって、ただ昆布だけいれるほうがよかった。

湯が沸騰して、アクでもとったら、あとはもう火は止めてしまう。
豚も水菜も、火を通しすぎると、歯ごたえがなくなって台無しになる。
その後は、冷めたらまたすこし温めて、というようにしていくと、2時間のあいだ、けっこうおいしく食べられる。
ほんとは小鍋で、食べる分だけ煮るというようにしたほうが、それはいいに決まっているのだけれど、そうすると狭いテーブルに、鍋のほかに、肉や野菜を置いておかないといけないし、しかも僕は、パソコンをパチパチしながら酒をのむので、いちいちまた煮たりするのが面倒くさくて、こういう食べ方をしているのだ。

タレは、醤油にレモン汁、それに青ネギと、おかかまで入れてみたが、鶏のだしで豚肉、それにおかかをつけて食べるというのは、ちょっとやりすぎでした。

あとは昨日買ったスグキ。

冷酒は菊正宗。
昨日も2合。