2013-08-12

四条大宮「Kaju」の浴衣祭りで記憶を喪失

昨日はお世話になっている四条大宮のバー「Kaju」の浴衣祭りだった。

四条大宮 Kaju 浴衣祭り

えらい飲み、最後は久しぶりに記憶を失くし、今日は昼過ぎに目は覚めたものの
夕方まで布団で横になっていて、夜になってようやく少し酒が抜けてきて、
やっとタリーズへ来てブログの更新に取り掛かっているという、
ぼくにはよくあるパターンながら、いつにも増して激しい一夜だったのである。



バーはよく、お盆や年末年始あたりに常連さんを集めて飲み会をやるのだが、
この浴衣祭りもそういう企画の一つで、昨日は
「お盆にかかってしまったからいつもより人が少ない」
とカジュさん(上の写真左の男性)は言っていたが、
それでも40人以上の人が集まった。

Kajuはカウンターだけの、ギチギチに詰めても10人も入らないような店だから、
そこにこれだけたくさんの常連さんがいるというのは凄いことだなといつも思う。

去年の浴衣祭りには、「ぼくは浴衣を持っていないから」と参加しなかったのだが、
今年はカジュさんに強く勧められて参加することにした。
「それじゃあ甚平でも買おうか」
とぼくが言ったら、カジュさんは、
「ぜひ浴衣を買いなさい」
と言う。

だいたい浴衣はスーパーなどでも下駄や帯までセットのやつが安く売っているし、
帯の締め方が分からなくても、マジックテープで留めるタイプの帯もある。
多くの人が日常的に浴衣を着る京都にせっかく住んでいるのだから、
全く浴衣を、着たこともないというのはもったいない・・・。



そこでぼくは、近所の大型スーパーへ行き、浴衣と帯、下駄のセットを買ってきた。
定価8千円、3割引だったから5千円ほど。

帯はマジックテープのものだったけれど、間違えてしつけ糸を切ったら
マジックテープが使えなくなってしまったので、YouTubeの動画を見ながら、
何とか帯も、自分で締めた。

浴衣

そこそこ見栄えよく、着られたのではないかと思う。
腹にはタオルを入れてある。



バーの仲間に色々聞いたら、浴衣にハットはOK、でもセカンドバッグや
リュックはダサいので、荷物は巾着袋に入れるか、
そうでなければ懐か袂に入れるようにするとのことだった。
ステテコや肌着はつけても良いが、つけずにパンツ一丁でもよく、
YouTubeの動画ではすることになっている腰紐も、
男性ならしなくて良いと教えてもらった。

また扇子を必ず持つ必要があるとのことで、100円ショップに扇子と巾着袋を
買いに行ったが、扇子はあったが巾着袋は売り切れだった。
そこで財布と扇子、ハンカチを懐に、タバコと携帯を左右の袂に入れて、
カメラは肩から下げ、本当はチェブ夫を連れて行きたかったが、
入れる場所がないから家で留守番させることにした。

しかしたしかにカジュさんが言う通り、四苦八苦して浴衣を着ながら、
「浴衣を着るのはいいものだ」
とつくづく思った。
帯一本で着る浴衣は、ボタンやファスナーなどをたくさん使って着る洋服とは
着た時の気分が全然ちがい、着ると気持ちが引き締まる。

また柄も、安物だから大したものではないにせよ、洋服にはあり得ない
大胆なものが着られるし、さらにこんな派手なものを着て歩いても、
京都ではおかしな顔をされることもない。
着物は日本の大きな文化なのだから、触れておいて損はないと、
あらためて実感した。



きちんと食べられるかどうか分からなかったので、軽く腹ごしらえをして
行くことにした。

ツナ缶のそうめん

ツナ缶のそうめん。
冷たいそうめんの上に汁ごとのツナ缶をのせ、ショウガやみょうが、大葉、
それにひねりゴマなどの薬味をたっぷりかけ、ポン酢醤油をかけて食べる。
ちょっとサラダのような感覚で、暑い時にはとてもいい。



さて浴衣祭りの会場は、二条城脇にある全日空ホテル屋上のビアガーデン。

全日空ホテルビアガーデン

かなりの人気があるようで、昨日も予約で一杯だった。
昨日の会費は5200円だったから、3200円が飲み放題、それに料理が2000円
ということだったのだと思う。


このビアガーデンは、景色がとてもいい。

全日空ホテルビアガーデン景色(1)

全日空ホテルビアガーデン景色(2)

全日空ホテルビアガーデン景色(3)

眼下に二条城、そして嵯峨野の山々が一望でき、昨日は日が沈み、さらに月が
昇ってくる様子を楽しむことができた。


食事は、2千円にしてはそこそこ悪くないものが出てきた。

全日空ホテルビアガーデン 食事

量も十分だったから、これなら腹ごしらえをして出る必要はなかった。

飲み放題は、ビールの他に、ワイン、スパークリングワイン、日本酒、焼酎、
ウイスキーなど一通りのものがOKで、ぼくはビールを2~3杯飲んだら、
その後は焼酎水割り、さらにハイボールを飲んだ。



2時間の飲み放題ということだったけれど、前後に30分の余裕があり、
結局は会場には3時間いて、それから木屋町へ二次会に流れた。

木屋町 バー デュランセカンド

場所は木屋町交番から50メートルくらい北に上がった所にあるビルの4階の、
バー「ディラン・セカンド」。


10席ほどのカウンターとボックス席が4卓あり、隅にはドラムセットも置かれている。

木屋町 バー デュラン・セカンド

毎週木曜日は「飛び入り演奏歓迎」の日になるそうだから、今度来てみようかと
思っている。


この店は、チャージが200円で、ハーパー水割りが800円。

木屋町 バー デュラン・セカンド ハーパー水割り

四条大宮に比べれば高いが、このあたりの店としてはそこそこ悪くない
値段なのではないかと思う。


初めは大人しく飲んでいたのだけれど、そのうち前に座っている着物の美女2名が、
「明日は休みだし、テキーラを飲もうか」と言い出した。

テキーラ

「ぼくも一緒に飲むなら飲む」と言うから、これはもちろん、言うまでもなく乾杯。


こうなると、エンジンが掛かってしまう。

テキーラ2

また乾杯。


さらに乾杯。

テキーラ3

テキーラは一気に煽るのではなく、チビチビと飲むようにしたから、
別に問題はないだろうと思っていた。



続いて同じビルの2階にあるバー「グラン・ブルー」へ、カラオケに行くことになった。

木屋町 バー グラン・ブルー

木屋町 バー グラン・ブルー

この店は、ドリンク1杯千円。
マスターはとても気さくな、いい人だった。


ぼくは『さらば恋人』を歌い、美女と『居酒屋』をデュエットし、『真夏の果実』を
熱唱した。

木屋町 バー グラン・ブルー

その『真夏の果実』を歌っている途中から、ぷっつりと記憶がない・・・。

『真夏の果実』を歌い終わったのも、お金を払ったのも、店を出たのも覚えていない。
タクシーに乗った朧げな記憶はあるから、何とか自力で帰ったらしい。


派手にすっ転び、誰かに助け起こされた夢を見たと思ったのだが・・・、


起きてみると腕に擦り傷があったから、これは夢ではなかったらしい。

まったく、いい年をして、酒を飲んで記憶をなくすなど恥ずかしい。
昨日は特に、初対面の美女と一緒だったのからなおさらだ・・・。



「ぼくがいれば注意してあげられたのにね。」

チェブラーシカのチェブ夫

今度から必ずお前を連れて行くことにするよ・・・。