昨日は連子鯛3尾をご飯に炊き込んだ。
スーパーへ行ったら、3尾で150円だったのである。
連子鯛は関東などでは「黄鯛」と呼ばれ、普段はもう少し大きいのが
300~400円で売られている。
小さいながらも天然だから、味はよく、塩焼きなどにするとうまい。
ただ小さいくせに、骨の数は大きいのと変わらずいっちょ前にあるわけだから、
ここまで小さいと小骨ばかりで食べるのが面倒になり、
出しくらいにしか使えないと、安く出されているのだと思う。
だからこの小さな連子鯛は、魚の骨をチマチマと口から出しながら食べるのが
大好きだというぼくのような人間にとっては、最高にオススメだということになる。
鯛の出しは黄金だから、鯛めしを作る時には鯛の他には何も入れず、
味も薄めでつければ十分うまい。
ただ具を入れてはいけない訳でもないのだから、昨日はゴボウと油揚げを
一緒に炊きこみ、みりんも入れて甘みもつけた。
鯛は必ず焼いてから入れる。
炊き込みご飯は途中でアクが取れないので、焼いて生臭みを抑える
必要があるからである。
鯛はスーパーで売っているのは、すでにエラとワタ、ウロコは取られているが、
さらによく洗って残ったワタやウロコ、それに表面のぬめりを
丁寧に取りのぞく。
洗ったら、水気はよく拭きとっておく。
塩一つまみ(小さじ1/2くらい)を鯛の表と裏にふり、鯛を軽く焦げ目がつく
くらいに焼く。
焼き網に皮が引っ付きやすいから、まずよく焼き網を熱し、網にサラダ油を
引いてから魚をのせる。
鍋に出しコブを引き、研いで10分ほどザルに上げておいた米1カップ、
ささがきにして水にさらしたゴボウ1/2本、サッと熱湯をかけて油抜きし、
細く切った油揚げ1/2枚、それに焼いた連子鯛を入れ、
水1カップ、酒とみりん、うすくち醤油大さじ1ずつを入れて、
フタをして中火にかける。
湯気が勢いよく吹き出してきたら弱火に落として10分炊き、
土鍋なら火を止めて10分、金属製の鍋ならさらに火を弱くして5分、
火を止めて5分、蒸らす。
フタを開けると、鯛とゴボウのいい香りがする。
炊き込みご飯は、このフタを開ける時が、不安でもあり楽しみでもある。
茶碗によそい、細く切った大葉をのせて食べる。
鯛はやはり、ほんとにうまい。
あとは焼き麩ととろろ昆布の吸物。
お椀に削りぶし、とろろ昆布と焼き麩を入れ、お湯を注いでうすくち醤油と
塩少々で味つけし、青ねぎをかける。
大変うまいが、使うのは乾物ばかりだから手はかからない。
完成した手製の梅干し。
3回の日干しを経て、フルーティーだったのが、まろやかな、深みのある味に
変わり、食べ応えもしっとりと柔らかくなっている。
塩を30パーセントとかなり濃くしたから確かに少し塩っぱいが、
味がいいから気にならない。
梅干しは料理にも使おうと思っていたのだけれど、これを食べたらもったいなくなり、
料理用の梅干しは市販のものを使うことにして、こちらは食べるの専用に
することにした。
昨日は食事の支度をしながら焼酎の水割りを3杯、さらに食事をしながら、
やはり焼酎水割りを3杯飲んだ。
酒は、食事をしながら飲むには本当は日本酒がうまいが、日本酒だとうま過ぎて
飲み過ぎてしまうことが多いので、ここ数日は焼酎にしている。
酒の相手はツイッター。
絡んでくれる人もいるが、酒を飲んでいる時は、ほとんど一人で言いたい放題を
呟いている。
ツイッターは、限りなく独り言に近いから、思うことを一番素直に表現できる
ような気がする。
飲み屋などだと誰かに向かって話すから、演説を聴かせてしまうのは迷惑だし、
フェイスブックも基本的に友達とのやり取りに使っているから、
やはり演説を聴かせる訳にはいかない。
ツイッターは、友達関係を維持するためには使っていないので、
相手はぼくの発言を読む義理がある訳ではないし、
発言数が多いのがうざったいと思えば、閲覧を中止してもらえばいい。
お互いをあまり拘束しあわず、ゆるい関係にできるのがいい。
「といっても節度は必要なんだからね。」
言い過ぎないよう気を付けないとな。