2013-08-24

冷蔵庫の残り物整理が、また意外に楽しいのである。

昨日は買い物へは行かず、冷蔵庫の残り物整理をした。

昨日の晩酌 冷蔵庫の残り物整理

冷蔵庫のあり合せの材料を使って料理を作ることは、料理を始めた頃は、
なかなか出来なかったのだけれど、この頃は、それはそれで、
楽しいことが分かってきたのである。



あり合せの材料を使って食べられる物をひねり出すことは、
ベテラン主婦なら当たり前にやるわけだけれど、そう簡単な話ではない。

料理初心者のうちは、まだ作れる料理のレパートリーが少ないから、
例えば青椒肉絲を作ったピーマンが余ってしまっているとして、
それを使える他の料理を思い浮かべることができず、
また青椒肉絲を作るなどということになりがちである。

だから料理初心者は、まず買い物の時点で、食材をできるだけ少なく買う
工夫を身につける必要がある。

また冷蔵庫に余ったままになっている食材が、ストレスと感じられるようになり、
料理をするのが嫌になるくらいなら、思い切ってその食材を
捨ててしまうことも悪くない。



ぼく自身も、冷蔵庫のあり合せを使って料理をする楽しさを知ったのは
わりと最近で、その前は、毎日かならず買い物へ行き、その日に買ったもので
料理を作っていた。

余ってしまった食材を使える自信がなかったので、予め使い道を
詳しく考えてから、食材を買っていたのである。



しかし冷蔵庫にある食材だけで何を作ろうかを考えてみる時には、
それまでは考えたこともない食材の組み合わせを
思い付くことがあることが分かってきた。

何しろ冷蔵庫には限られたものしか入っていないわけだから、
何とかそれを組み合わせないと料理ができず、そういう状況になってみると、
食材同士がなかば強制的に、くっ付いていくのである。

そうやって食材同士が次々とつながっていき、一品の料理や一食の献立が、
頭の中で組み立っていくことは、料理をすることの一つの醍醐味といえると思う。

思いもよらない食材の組み合わせが、実際に食べてみておいしかった場合には、
かなりの達成感も味わえる。



昨日は卵と長ねぎが余っていることが分かっていたから、これを冷凍庫の
ベーコンと合わせ、オイスターソースで味をつけて炒めようと思っていた。

そうしたら万願寺もまだ余っていることを、野菜室を開けたら見つけたから、
これも一緒に入れることにした。
中華料理の木須肉は、卵に歯応えのあるきくらげを合わせるのだから、
卵に、やはり歯応えのある万願寺でも良さそうなものである。

さらに野菜室を漁っているうちに、半分使いかけのシメジも見つけたから、
それも入れることにした。
長ねぎとシメジのコンビは、最強の味出し要員になる。



万願寺はヘタを落とし、タネは入れたまま斜め切りにして
強火でサッと炒める。

万願寺と卵のオイスターソース炒めの作り方(1)

軽く焦げ目がつく程度に炒めたら、皿に取り出しておく。



卵2個は割りほぐし、多めのサラダ油を入れて、中火でじっくり火を通す。

万願寺と卵のオイスターソース炒めの作り方(2)

大きめにまとめたら、これも皿に取り出しておく。



サラダ油少々で、一口大に切ったベーコン2~3枚をサッと炒め、
斜め切りにした長ねぎとほぐしたシメジを加えてさらに炒める。

万願寺と卵のオイスターソース炒めの作り方(3)

万願寺と卵を皿から戻し、オイスターソースと酒を大さじ1、砂糖としょうゆ小さじ1の
合わせ調味料を入れて全体を混ぜ、味を見て塩加減する。



万願寺と卵の相性は、思った通りなかなか良かった。

万願寺と卵のオイスターソース炒め

ねぎとシメジも、いい味を出している。



あとは冷凍してあった油揚げを、フライパンでさっと焼き、

油揚げの焼いたの

余っていた大根を全部使ったたっぷりの大根おろしとおろしショウガを添え、
ポン酢しょうゆをかける。



ナスは塩もみし、

ナスの塩もみ

削りぶしとおろしショウガ、しょうゆをかける。



イワシ梅煮の出しコブは、

イワシ梅煮の出しコブ

刻んで七味と粉山椒をかける。



以上で冷蔵庫は、かなりのところスッキリした。



「スッキリすると、気持ちがいいね。」

チェブラーシカのチェブ夫

それはたしかにそうなんだよな。