2013-05-03

豆ごはんとカレイの煮付け

昨日の晩酌は・・・。

昨日の晩酌

豆ごはんとカレイの煮付け。

世界で最も酒の肴にならないものを一つあげろと言われれば、
ってそんなこと誰も言わないと思いますけど、
やはり白めしだと思うんですよね。

あの、何の味つけもしないで炊き上げる白めしは、
「食卓の主役は自分だ」と強烈に主張することになるわけで、
酒とバッティングすること甚だしい。

でもご飯も、ちょっと味をつけたり何かを混ぜたりすると、
立派に脇役として、酒の肴になってくれるというわけです。



今はウスイエンドウが出盛りだから、
それを混ぜ込んで炊き込みご飯。

ウスイエンドウの炊き込みご飯

研いで30分ほどザルに上げておいた米1合に、
分量通りの水、
それにだし昆布とウスイエンドウ100グラム、酒大さじ1、塩小さじ1/2を入れ、
普通に炊くというだけの話。

豆の淡い味は、こうやってうす味でご飯に炊き込むと、
一番うまいっすね。



昨日は献立を、まず豆ごはんを食べることを決め、
それに合うものというので、他のものを考えました。

その結果が、カレイの煮付け。

カレイ煮付け

なぜ豆ごはんとカレイの煮付けが合うのかといわれると、答えに困るんですが、
カレイの煮付けのホックリと甘い味は、
淡い味の豆ごはんにいかにも合うような感じがしますよね。

さらにここに豆腐を炊きこんで、
「やわらかなもの攻撃」で攻めることにします。

誰を攻めるんや。



鍋にだし昆布と、皮に切れ込みを入れたカレイ、焼き豆腐をならべ・・・、


水と酒を1カップ、砂糖大さじ2、みりん大さじ3を入れて火にかける。


落としブタをし、強めの中火で3分煮たら・・・。


醤油大さじ3を加え、計10分煮る。



いやこれも・・・、

カレイ煮付け

ホクホクでたまりませんわ。



あとは厚揚げとキャベツ、シメジの赤だし。


だし昆布と厚揚げ、キャベツを2~3分煮て、
赤だし味噌(豆味噌)を溶き込み、シメジを入れて、さらに2~3分煮る。






昨日はですねえ、これらの肴で熱燗を飲み・・・、


何ともいえない幸せ感に包まれました。

「ぼかあ、幸せだなあ・・・」

と、つくづく感じるんですね。



これ、飲むたびにいつも、というわけではないんですよ。

新福菜館三条店でラーメンを食べるときは、いつも必ず感じるんですが、
自宅での晩酌の場合は、1ヶ月に1回くらい、
和食の肴の場合のみ、
さらに献立の組み合わせが特別うまくいったときだけ、
感じるものなのではないかと思うんです。

幸せ感のポイントがどこにあるのか、自分でもまだよく分からず、
毎日感じることができないのは残念なところです。



それで昨日は、熱燗を2合飲み、肴も全部平らげて、
ところがまだ、胃のあたりに、「飲みたい感じ」が残っている。

「これは満腹になっていないからだろう」と考え、
ご飯とみそ汁をお代わりしたんですが、
胃のあたりの飲みたい感じはなくならない。

たぶん胃のやつ、昨日はあまり幸せだったので、
その幸せを、もうちょっと味わっていたいと思ったのだと思うんですね。

それで焼酎の水割りをさらに1杯飲んだら、
一気に酔いがまわって気分がよくなり、
胃も大人しくなったので、
無事寝る準備に入ることができました。



胃はデリケートだって言いますからね。

最近ちょっとした心配事ができたりもしたので、
それで気を揉んでいるところもあるのかもしれません。



「酒ぐらい飲ませてやりなよ。」

チェブラーシカのチェブ夫

今日はずいぶんやさしいじゃないか。