2012-10-15

ブリ大根


知人からブリのあらをもらったので、ブリ大根を作ることにしたおっさん。

「ブリ大根は、おでんとちがって大根を下ゆでしなくていいんだよな。」

おでんのように淡い味で炊くものは、野菜の雑味が出しの味を変えてしまわないよう、下ゆでしてアクを抜いておく必要がある。
でもブリ大根のように濃い味で煮詰めてしまうものは、それほど気を遣わなくてもいい・・・。





まずはブリあらの下ごしらえ・・・。

熱湯にひたして、そのあと水でよく洗う。

「熱湯は、給湯器のお湯で十分なんだ・・・」





鍋に材料をいれ、煮汁をはって火にかける。

ブリ大根は、大根がやわらかくなり、味がしみるのに時間がかかる・・・。

「だから大根を鍋の下に、ブリを上に入れるようにする。」

大根の皮はむかず、厚さ2センチくらいのいちょう切りにする。

「大根の皮が、またいい味を出してくれるんだ・・・」



うす切りのショウガを入れ、日本酒1カップ、それにかぶるくらいの水。
調味料は、砂糖とみりん、しょうゆを大さじ4。

「煮詰める料理の場合、調味料の量は水の量とは関係がないんだよな・・・」

強火にかけ、湧いてきたら火を落とし、ていねいにアクをとる。





落としブタをして煮込んでいく・・・。

「火加減をどうするかが問題なんだ。」

大根がやわらかくなり、味がしみるまで約50分。
そのあいだに煮汁がちょうど煮詰まるようにしないといけない・・・。

「中火だと、10分で煮詰まる煮汁の量は、1カップ・・・」

今日入れた煮汁の量は、酒が1カップ、みりんとしょうゆで約1カップ、それに水が3カップだった。

「5カップの煮汁なら、中火で煮れば50分でちょうど煮詰まるな。」





おっさんは、煮込み料理をしているあいだは仕事をする。

「気を遣うのは初めと終わりだけだからラクなもんだよ。」





最後はフタをはずして煮詰めていく・・・。

煮汁が「どろり」としてくるまで煮詰める。

「どろりとした煮汁を、スプーンですくって上からかけると照りがでる・・・」





ブリ大根の出来あがり。

「ブリ大根にはやはり青ねぎ、それに七味唐辛子だな。」





いただきます。






やわらかく、味がしみた大根・・・。






昨日のおでんの大根も、味がしみまくっている。











おっさんの家に和久井映見が来なくなって3日目。
毎日電話で話はするが、何やら細々としたことがあるらしい・・・。



「チェブ夫、オレはちゃんとガマンしているだろう。」
「そんなの当たり前だよバカ。」