2012-07-31

蒸しなす

今日のおっさんの晩酌です。
いわし蒲焼にしじみ赤出し、蒸しなす、ささげと油揚げの煮物と梅キュウ・・・。
コンロが1口しかないのに、調子に乗って火をつかうものを4品も作ってしまったから、支度をするのに1時間半もかかってしまった。



それというのも、八百屋の店先に山と積まれた夏野菜・・・。
目移りするわするわ。
しかも農家からの直送品も多いから、値段も安い。



おっさん、今日は「ささげ」というのを買ってみた。
インゲンとそっくりの豆なのだけれど、異様に長い。こんなの初めて見たな。



「油揚げといっしょに炊いてもうまい」と八百屋のご主人が言っていたから、その通りにやってみた。
ささげは油でさっと炒め、酒とみりん、うすくちしょうゆで味付けした出しで、油揚げといっしょに7~8分煮る。



なるほど、これはうまい。
味はインゲンとおなじ。卵で閉じてみてもよかったな。






魚屋の店先には、新鮮ないわしが山と積まれていた。

いわし好きのおっさん、これも捨て置けない。4尾買い、蒲焼にすることにした。



いわしは頭を落として腹を割き、はらわたをかき出して手開きにする。
両手の親指を背骨の上にいれるようにしていくと、背骨は身から、わりと簡単に外れてくれる。



フライパンで、出る脂をキッチンペーパーでぬぐい取りながら、まずは皮目から、つづいて身の側をこんがり焼き、酒とみりん、砂糖にしょうゆの甘辛いタレを煮からめる。




いや毎度自画自賛ですいません、これはうまいっす。
旬で脂が乗りまくったいわしは、トロリとした食べごたえ。
目をつぶって食べたら、うなぎと間違うほどでした。
・・・なわけないか。






今日のなすび料理は、蒸しなす。

蒸しなすは、一度食べたことはあるけれど、自分で作るのは初めて。

「とことん、なす」の本には、電子レンジでやるように書いてあるけれど、電子レンジを持っていないおっさんは、鍋をつかって普通に蒸す。



ヘタを落として皮をむき、5分ほど水につけてアクを抜いたなすを皿に乗せ、小皿を1枚おいた鍋の中にいれ、水をいれて火にかける。
電子レンジの場合なら、ふわりとラップをして5~6分とのことですが、蒸すなら10分。



蒸し上がったなすは、厚く切って皿に盛る。




これはですねぇ、毎度毎度で申し訳ないんですが、もう驚愕のうまさ。
甘くてしっとりとしたなすは、この世のものとは思えないほど。
本にはカラシじょうゆで食べるようになっていましたが、かつお節にポン酢しょうゆのほうが、僕はうまいと思いました。






酒は今夜も、焼酎の水割り。
4~5杯飲んで、気持よく酔っぱらいましたとさ。



2012-07-30

なすのじゃこ炒め

昨日の晩酌は・・・。
おとといのしめサバに、しじみの吸物、なすのじゃこ炒め、なすとキュウリの浅漬、冷奴。



このところ、料理の本はあまり見ていなかった僕なんですが、昨日久しぶりに本屋に入り、料理雑誌のコーナーを眺めて目についたものが・・・。
とことん、なす。実はこのところ、なすにハマっていて、毎日なすでもいいと思い始めていた僕は、思わず購入。380円で安かったしね。



この本には、炒め物から揚げ物、蒸し物、煮物、和洋中と幅広く載ってるんですが、昨日早速つくってみたのは、その冒頭に載っていた、なすのじゃこ炒め。

なすをちりめんじゃこと炒めて、しょうゆで味付けするというシンプルなもの。

ちりめんじゃことしょうゆを、塩もみしたなすに合わせるなら、僕も思い付いたかもしれないけれど、炒めたなすにというのは思い付かなかったな。



早速やってみよう!



本に書いてあった分量は3本ですが、昨日は2本。5ミリ幅くらいに輪切りにしたナスを、塩小さじ4分の1をふり、大さじ1のサラダ油で、中火で炒める。




なすがしんなりしたら、本の分量では、ちりめんじゃこ大さじ3、をいれ、ひと炒めする。
ちりめんじゃこは、炒めすぎると固くなるから、あまり炒めない。



しょうゆ少々をまわし入れればでき上がり!






でき上がったなすのじゃこ炒め。
なかなかうまそう・・・。



お味のほうは・・・。
なるほど、ほっくりとしたなすに、ちりめんじゃことしょうゆは合いますな。これはイケます。



でもこれ、初めに塩小さじ4分の1をふるのって、どうしてなんでしょうね。なすをしんなりさせるためなんでしょうか。

でも本に載っているほかの炒め物では、おなじように炒める場合でも塩をふることにはなってない・・・。

これだけは、理由がよくわかりませんでした。






あとは、2日目のしめサバ。
味がなじんで、うまいのなんの。

しめサバは、わさびじょうゆで食べるのが定番だと思いますが、こうしてみょうがや大葉などの薬味といっしょに、ショウガじょうゆで食べるのも、またうまいと思います。






肝臓の友しじみの吸物。
これはほんとに癒される。トロロ昆布がまたうまい。






2日目の、なすときゅうりの浅漬け。
なすがほんとに、バナナのような味がするのがすごい。






豆腐もウマい。
と毎度毎度、自分で作った料理の自画自賛ですいません。






酒はいつもの焼酎水割り。
この頃は、酒の杯数など気にせず、もう飲みたいだけ飲むことにしました。家で飲んでる分には、どちみちそんなに飲まないし。



2012-07-29

しめサバ

昨日の晩酌。
しめサバに船場汁、なすとキュウリの浅漬けに、冷やしトマト、冷奴。



昨日は魚屋へ行ったら、見るからにウマそうで、しかも値段も手頃な塩サバを発見。魚屋のお兄ちゃん、やはり京都の人なんだろう、サバとなると目の色がかわる。
いい塩サバは、やはりしめサバ。こちらは3日前にいわしの酢じめをやったばかりだけれど、「そんなおなじような献立ばかり出してくるなよ」と文句を言われる人がいないところが、一人暮らし料理の気楽なところ。家族のために料理をつくる主婦の人たちは、献立を考えるのも大変だろう、頭が下がります。



しめサバというと、やったことがないときは、僕も大変なイメージがあったけれど、魚屋で3枚におろして、塩を振るところまでやってもらえば、あとはバカみたいに簡単。
ただ酢に漬けるだけ。酢には隠し味ていどの砂糖をまぜ、だし昆布をいれる。魚屋のお兄ちゃんに教えてもらった漬け時間は、3時間。漬け終わったら普通は皮を剥ぐのだけれど、このサバは皮が薄かったからそのままにした。






でき上がったしめサバ。




プリプリの、トロトロ。




サバのあらでつくる船場汁が、またしみじみとウマい。







昨日はこないだ八百屋の奥さんから教えてもらった、なすとキュウリの浅漬をつくることに、八百屋へ行く前から決めていた。八百屋や魚屋、豆腐屋の奥さんからは、いつも料理のやり方を教えてもらって、とても参考になっている。家庭で手間をかけずにつくる料理のやり方は、本などにはなかなか載っていないから、ほんとにありがたい。




漬物器に昆布をひき、ゴロゴロと大きめに切ったなすとキュウリを塩で揉んだのをいれ、キュッキュッと圧力をかける。なすは皮をむいておく。







1日目だけれど、もうけっこう漬かっていた。




さすが旬のなすは、バナナかと思うような、甘い味がする。







冷やしトマトと冷奴の、冷や冷やコンビ。







酒はいつもの焼酎水割り。
昨日もちょっと、飲み過ぎてしまいました。



2012-07-28

炒めなすのそぼろあんかけ

昨日の晩酌。
夏のなすは死ねる。
今はハウス栽培ができるから、なすは1年中出回っているけれど、ハウス栽培のなすと露地の畑でとれたなすとは驚くほど味がちがうのであって、塩もみなどにするとハウスのなすはアクがきつくて、しょうゆやら薬味やらをかけないと食べられたものではないのに対し、露地のなすは何もかけずにそのまま食べても、甘くて、みずみずしくて、ハウスのなすとおなじものとは思えない。



昨日はなすを、油で炒めて、そぼろあんかけにすることにした。
油の処理がめんどうだから、僕は家では揚げ物はしないけれど、多めの油で炒めてフタをして火を通せば、なすは簡単に火が通る。



鶏ミンチは、強火でよく炒める。
肉汁が残ったままだと、味がぼやけてうまくない。



僕はものを煮るのが好き。
コトコトとやるあいだに、なすがおいしくなっていく・・・。






味付けは、ショウガを少しきかせる。




出しを吸い込み、トロトロになったなす・・・。






おとといのいわしは、味がなじんで、この世のものとは思えぬうまさ。
脂が乗って、こちらもトロトロ。






油揚げには、甘辛くした味噌と青ネギをはさんでみた。






ついつい酒が進んで、焼酎の水割りを5杯。






晩酌を終え、夜の散歩に出かける。




キム君の店で、焼酎水割りを2杯。




鉄板焼屋で、角ハイボールを1杯。




赤胴鈴之助のバーで、ビールを1杯。




キム君の店へもどってもう1杯。




さらに1杯・・・。






また今日も、朝になってしまった。