2011-12-12

ブリの塩焼きと、ハマグリの湯豆腐。
チョリソのリゾット。

秋から冬にかけて、魚はどれもこれも、うまくなる。サンマからはじまりサバ、そしてこれから、カキやブリ、そしてカニが、トップシーズンをむかえる。

おととい商店街の安売りをやっていて、でっかいブリの切り身が、半額の180円で売っていたから、その日は魚を買うつもりじゃなかったのに、それを購入。商店街はスーパーとちがい、お店の人と親しくなってしまうから、つい色々買ってしまうことになる。

ブリをどうやって食べようかと思ったが、やはりここは、塩焼き。大根おろしにポン酢で食べる。塩をふって焼くだけとは、なんとも簡単な料理だが、ブリには脂が乗りまくっていて、これがほんとに、たまらない。塩をふってから、しばらく置いておくようにすると、味がしみて、なおさらうまい。

あとは前日の、畑菜の炊いたんで、ぬるめにつけた日本酒を1合。

日本酒はコップごと、燗付けしてしまう。



ブリを食べ終わったら、次は湯豆腐。ブリも温かいうちがうまいし、湯豆腐も、外側は温かいが、中はまだぬるいというくらいのところが一番うまいから、いっしょにやらず、順番にやる。

京都の豆腐は、木綿といっても、ふつうの木綿より少しやわらかく、「ソフト木綿」とよばれている。湯豆腐のために、新しく開発されたものらしい。

湯豆腐には、ハマグリをいれる。砂出ししてよく洗ったハマグリを、水と酒で煮て、殻をひらかせる。

殻をとってむき身にし、汁も湯豆腐にいれる。湯豆腐はもちろん、鍋に昆布をしいておく。



湯豆腐は煮立たせないよう、火の調整に気をつける。豆腐の中がまだぬるいうちに、さっさと食べてしまう。

タレはしょうゆに、かつお節と青ネギ。湯豆腐のだしをすこしいれ、うすめておく。これでぬるめの燗を、もう1合。



シメはうどん。うどんを食べ終わったら、ハマグリのだしがたっぷり出た汁は、タレの器にいれて飲み干す。

これは、死ねる。



今日の昼飯は、冷凍庫にはいっていたチョリソを使い、リゾットにした。

輪切りにしたチョリソ、みじん切りにした、玉ねぎとニンニクを、たっぷりのオリーブオイルで、弱火でじっくり炒める。

生米をそのまま、洗わずに加え、またしばらく炒める。

白ワインをすこし加える。

米の4倍量の熱湯を加え、塩でうすめに味付けし、フタをして、弱火で25分煮る。

器にもり、粉チーズとパセリをたっぷり振りかける。



たいへん簡単にできるのだが、非常にうまい。

ほんとうなら熱湯ではなく、熱くたぎったブイヨンを使うところだが、チョリソからだしが出るから、昼飯に食べるくらいなら、熱湯でも十分いける。