2011-07-24

小原庄助さん、糖尿病、ゴーヤチャンプルー焼きそば


土曜日は僕は、「休みの日」と決めているのだ。
僕のような自由業には、出勤もクソもないわけだから、休みは自分で勝手に決めることになる。

人間は休むために仕事をするのだ。
だからこの休みの時に何をするかが、「生活の質」を決めると言えるのじゃないか。

僕の場合は朝からサウナ。そしてビール。さらに昼寝。
民謡「会津磐梯山」で小原庄助さんが、
「朝寝 朝酒 朝湯が大好きで、それで身上つぶした、あーもっともだー、もっともだー」
というのがあるが、僕もつぶせる身上があるならそうしたい。
えばるなよ。

ちなみに民謡「会津磐梯山」を聞きたい人はこれをどうぞ。



日本人に「勤勉」の資質があることは大事なことだし、晴れ晴れと休みの時間を謳歌するためには、きちんと仕事しなければいけないことは言うまでもない。
でもそこで本末が転倒してしまうと、ロクなことにならないのじゃないか。

一番分からないのが、タバコやら酒やらを「健康のためにやめろ」という話だ。
だいたいなぜ肺ガンで死んではいけないのかが分からない。
好きなことをやって、それで死ぬなら本望というものじゃないか。

今タバコの値段が大幅に上がって、今度また上がるとかいうことになっている。
僕の周りでは、まだ「タバコをやめた」とかいうやつは見かけないな。
みんな頑張って吸っている。
だいたいこういう逆風の時こそ、人間頑張らなければいけないのじゃないか。
周りから圧力をかけられたくらいで、自分がやってることをやめるのだったら、初めからやらない方が良かったんだ。

WHOは、タバコがずいぶん撲滅できたものだから、次のターゲットを「酒」に向けようとしているらしい。
これは絶対許せないな。
何があっても最後まで抵抗してやる。

僕はだいたい、65歳くらいまで生きられれば十分じゃないかと、自分では思っている。
そのくらいで、肺ガンか脳梗塞か、そういうのでぽっくり逝きたいと思ってるんだが、まあしかし、死ぬまでは元気でいたい、というのもあるんだよな。
「あらこの人、昨日まで元気だったのに、今日見たら死んでるわ」
みたいなのが理想だ。
だからちゃんと歯を磨いたり、食い物に気をつけたり、などということは、多少している。
歯がなくなり好きなものも食べられないとか、糖尿病になって食餌制限したり腎臓透析したりするのはかなわないからな。

そう思っていたら昨日、行きつけの寿司屋で糖尿病の話になった。


そこの大将、僕より若いと思うんだが、以前糖尿病を患ったのだそうだ。
今はもう痩せていて、体重は66キロだと言ってたから、僕より痩せているんだが、一時88キロにまでなったことがあるとのこと。
会社に勤めていて、毎日仕事がはねてから、ストレス解消で飲み食いしていたら、元々痩せていたのがあっという間にそんなことになってしまったのだそうだ。

今はもう安定しているとのことなのだが、
「食餌制限とか大変じゃないのか」
と聞いたら、全然そんなことはないんだとか。

糖尿病になると、普通は「カロリー」を制限するところ、大将の主治医は「炭水化物」だけを制限するのだそうだ。
それから食事の時「食べる順番」に気を付けて、野菜や肉から食べ始めて、最後に炭水化物を食べるようにする。
そうして血糖値の変化をおさえる。

今まさに流行っているやり方で、本屋で1位のベストセラーを書いた先生が、大将の主治医だったんだそうだ。

食事の前後などで血糖値を自分でまめに測り、「何を食べたらどうなる」というのを自分の体験から学ぶということも心がけている。

大将がやっているのは、食事の前に薬を飲むことと、炭水化物をあまり食べないようにするということだけ。
脂質も取り放題だし、酒も、毎晩ワインを一本空けているのだそうだ。

糖尿病になってもそのくらいのことで大丈夫ならば、あまり神経質に糖尿病を怖がることもないな。
おいおい。


昨日はスーパーに行ったら、ゴーヤが目に入った。
こうやって暑くなってくると、ゴーヤを食べたくなるものだよな。

それでゴーヤチャンプルーにするわけだが、僕はこれに焼きそばを入れる。
「酒を飲むからご飯は食わない」ということはあるのだが、手間の問題もある。

ゴーヤチャンプルーを作って、さらにご飯を炊くとなると、炊飯器を使ったにしたって、米を研いだり、炊飯器を洗ったりなんだりすることを考えると、けっこうな手間になる。
それよりはゴーヤチャンプルーを炒めているところに、焼きそばを放り込んでしまった方がよっぽど簡単だということだ。

作り方は非常に簡単。

豚コマ肉を炒める。
薄切りにしたゴーヤを加え、さらに炒める。
手でちぎった木綿豆腐を入れ、また炒める。
溶き卵を流し込み、それが固まるまで炒める。

そしたらタレを流しこむ。
タレは酒に醤油、チューブの生姜。
タレをからめて、それで炒め終われば普通のゴーヤチャンプルー。

しかしここで、焼きそば用の麺を入れる。
それで汁気がなくなるまで炒めて出来上がり。
かつお節をたっぷりふって食べる。

これは完全に、ゴーヤチャンプルーに焼きそばが入ったというだけの、想像通りの味。
でもけっこういいっすよ。

豚肉に卵、かつお節、それに麺、という組み合わせは、ちょっと「広島風お好み焼き」を彷彿とさせるところもある。
実際何から何まで入れてしまうというのは、考え方として似ているところもあるんじゃないか。

炒め物の時は、日本酒じゃなく芋焼酎。
1合半でちょうど良かった。