2010-12-20

鮭アラの味噌鍋

昨日の買い物はグルメシティ。
日曜の市。
グルメシティの品揃えは、西友、マツモトにくらべると中途半端なのだけれど、一人暮らしの買い物客への配慮があって、白菜の1/8カットなどというものが置いてあるのがいい。
西友で「1/8カットはないのか」とおっちゃんに聞いたら、「さすがにそこまでは置いてない」と笑われた。
グルメシティには置いてあるんだぞ。

グルメシティは木曜と日曜が特売日で、ときおりびっくりするようなものが置いてあることがあるのだが、昨日は鮮魚売り場と肉売り場をウロウロしたけど、あまりいいのが見当たらない。
肉だったらやはり、100グラム100円を切ってほしいわけなのだが、そういうのはだいたい、アメリカ産とかだったりするわけで、日本の農家の行く末を考えると、100グラム128円で満足しなければいけないのか。

などと思っていたら、見つけました。

生銀鮭のアラ、300グラムほど入った、ずっしりと重いのが、150円。
いややっぱりアラは、庶民の味方だな。

思うにアラは、どう考えてもうまい。
骨の近くの肉というのは、脂がのっていて、うまいと相場が決まっているのだ。
それがこんなに安いというのは、おろすときに切り落とされる部分であるという、半端者あつかいされているということと、骨が多くて食べにくいということなのだろう。
骨をしゃぶって食べるのがうまいのに。

さらに京都は、広島にくらべて、アラが安いと思う。
天然物のタイ、一匹分まるまる入った巨大なパックが、スーパーマツモトで400円くらいで売っていたりする。
広島ではこの半分量のパックが1,000円くらいで売っていて、天然物はやはり、アラでも買えないんだと思った覚えがある。
肉でも、肉食の歴史が長い韓国などでは、頭から足先から、内蔵まで、すべてを食べ尽くしてしまうのにたいして、日本ではそういうところはあまり好んで食べないように、京都と広島だと、京都は魚を食べる歴史が短いということを、これは意味するのだろうな。

ただスーパーマツモトのアラは、パックがあまりに巨大すぎて、一人ではとうてい食べ切れず、残念ながらいつも買わないのだ。
でももしかして、あれ半分にしてくれとお願いしたら、やってくれるのかな。

というわけで今日はその鮭を使って鍋。
当然味噌味だよな。
石狩鍋風。
石狩鍋というのは、このあいだ鍋まつりで初めて食べて、酒粕が入っているということを知った。
なるほどたしかに、味噌味って、味噌だけだとインパクトが足りないのだよな。
だから僕は、おろしニンニクと韓国唐辛子で、ちょっと韓国風にする。
それに酒とみりん。
みりんは甘くなるから、味を考えながらチョボチョボと。
酒はドバドバとたっぷり入れる。

ちなみに酒だが、よくスーパーで売っている、1リットル200円くらいのやつを買うと、成分表をよく見ると、塩分が加えられている。
塩っぱくて飲むことができないから、そのかわりに税金が低くおさえられているのだ。
でもそれだと、たくさん使うと塩っぱくなって、味の加減がわからなくなるから、僕はいつも塩分の入っていないのを買う。
1リットル400円くらいするが、それだと心おきなく、ドバドバと入れられる。
酒は臭みを消し、コクを増すから、肉や魚を煮るのにたくさん入れると、手軽においしくなるのだ。

野菜は白菜と、やはり鮭を味噌味で煮るとなれば、玉ねぎだよな。
それにジャガイモ。
北海道シリーズというわけ。

湯通しもせず、アクも取らずにただ煮てみたが、いやうまい。
これは死ぬ。
だいたいアラが、脂がのって、やわらかくて、こんなにうまい鮭は食ったことがない、というくらいうまい。
それに味噌味というのが、また最高。
これは鮭のアラを見つけたら、ぜひやってほしいですね。

酒は昨日は、2合飲んだら十分酔っ払って、眠くなった。
遠征の疲れが、まだ残っているのだな。
でもそうやって眠くなってから、実際に寝ようと決心するまで、1時間くらいかかってしまうのだ、僕の場合。
酔っ払ってぼうっとした頭で、ダラダラとしているのが、気分いいのだよな。